蕨市長に頼高氏再選
埼玉 自民推薦候補を大差で破る
「あったか市政」市民が評価
埼玉県蕨(わらび)市長選は5日投開票され、2期目をめざす頼高(よりたか)英雄氏(47)が、保守系前市議の三輪一栄氏(64)=新、自民推薦=を 破って再選を果たしました。頼高市政1期目の「あったか市政」の成果と今後のビジョンが幅広い市民の支持と共感を得ました。蕨市は、日本共産党員が首長を つとめる全国9自治体の一つです。
選挙戦で、頼高氏は▽JR蕨駅へのエレベーター設置▽中学卒業まで医療費無料化▽市立病院の経営黒字化▽市の借金削減―などの成果と、 「安全安心・にぎわいと活力・子ども、高齢者、障害者にやさしいまち」の三つのビジョンを掲げてたたかいました。頼高氏の訴えが市民に伝わるなか、多くの 市民から「やっぱり市長は頼高さんだ」との信頼の声があがりました。
地元の自民党前衆院議員らが支援した三輪氏陣営は「共産党だからダメ」との攻撃を続けましたが、保守層からも「どこの党だからとの批判は的外れで失礼だ」などの反撃の声があがり、頼高市長の勝利となりました。
開票結果は次の通り。
当 頼高 英雄 47無現 19365
三輪 一栄 64無新 10622
(投票率53・53%)