柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

荘厳

2022-09-20 08:27:55 | Weblog

荘厳。英女王の国葬模様をNHKが実況してました。天皇皇后両陛下が見覚えのあるブータン国王夫妻の前を歩いておられました。真のカウンターパートはこの人たちですからね、大統領や首相じゃありません。聖歌隊の声があの天井の高い聖堂に響く様。トラス新首相の初仕事がこの場で。国歌斉唱のあとのバグパイプのソロ演奏。あれが沁みましたね、これぞイギリスの感。ウエストミンスター寺院(キリスト教でも寺院なんですね)から出て暫く公道をしずしずと行進する、沿道の国民たちの多さよ。間あいだに女王の来し方の映像が挟まれて、どれもこれも見たことのあるものです、これだけ日本人になじみのある外国の元首って他にない理由がわかる気がしました。敵国として戦った国の元首(昭和天皇)との会談、上皇様や今上天皇との付き合い。政治ではないもう一つの関係。誰が否定できましょうや。朝刊にありました、見劣りしないようにせねばならぬと自民党関係者が言うてるそうです。こっちを先にやるべきだったとも。何を今更言うてるんだ?きっと反対デモが当日に打たれるのでしょう。海外メディアの好餌になって。もっともこういう反対運動自体は海外でも慣れっこのことでしょうが、あくまで比較論ですな。こんなに時間空けずに開催した日には・・。何だか惨事になりそうな。

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紐帯

2022-09-19 09:20:39 | Weblog

ここで何度も英女王の国葬儀件を採り上げて彼我の差を嘆じて来たのですが、もちろん反論はあるわけです。産経新聞が教えてくれてます。英国では英連邦の存続が危ぶまれていると。カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどがその構成国ですが、TV報道でもこの国の首相たちがいち早く駆け付けている映像が流れました。が、かつての宗主国にいまや義理立てするほどの勢いも力もないとなれば離脱論議は必然と湧いてくるはずで、事実英連邦の絆になっていたのは女王の存在だけだったという背景で、今次の逝去に伴い英連邦の消失が加速するだろうという読み。アメリカでは今吹き荒れているというPCの嵐、キャンセル・カルチャーの追い風を受けての批判があるそうです。少しでも差別の匂いのする発言すると、全くの言葉狩りです、すぐに人権問題人種問題差別問題に繋いで声高に非難排除する風潮です。奴隷の国だった建国当初の事実を今表立って攻撃している流れの中で、今次の対象はかつて帝国主義の先頭にいた国です、七つの海を支配し太陽の沈まぬ国と世界中の富を独り占めしていた国です、いくらでもほじくり返す題材はあります。「女王は旧植民地から収奪した宝飾品を身に付け、有色人種を後見する『白い母』という役割を進んで受けた」そうです。そうかぁ、そっちはそうじゃなぁと感心することですが、今更に戻しようも戻りようもない歴史的事実を非難しても仕方ないと思うのは他人事の歴史と傍観していればいい立場にいるからであって、奴隷に対する差別迫害の実態は、植民地における迫害収奪の事実は知れば知るほどに(もちろん煽りに煽られているわけですが)、迫害された側の血を引く者とすれば黙っていられないということなのでしょうが。ワシントンやリンカーンを奴隷容認者だったと今更に告発する流れです、黒人対白人の対立図式においては女王こそ白人の象徴として叩く相手なのでしょう。まったく嫌な風潮です。

 昨日は大谷の試合を朝からBSで、昼からは大相撲を観てました。先発して7回投げて零封、撃っては先制打、三番ピッチャー大谷です。指名打者と投手との二つの枠を一人でやるんです、こんな昔の高校野球のような、草野球のようなことが大リーグで現に起こっているのです。彼のお陰で指名打者の一枠が、先発陣の一角がなくなっているのです、本来なら入るべき選手一人を潰しているんです、そんな監督采配へ批判を抑えるほどの彼の活躍と言うことです。実はこんなに長く観ていたのは初めてでしたが、撃つのは大谷とトラウトだけです、こんなチーム事情だから二刀流で出られるんじゃなとこれも感じたことでした。お前の打撃も必要なんだ、だから投げる時も打ってくれ。単純な理由なんでしょうが、そうであればもっと強いチームに抜かれた時に二刀流ができるかどうかですわね。現に翌日の試合にも3番指名打者で先発でした。技術や能力だけではない、体力と精神力です。とてつもない選手であることには間違いないことです。相撲もゆっくり見てました。今場所は横綱が早くに負けてしまって、元気なのは玉鷲と北勝富士です、どちらもガツンと当たっての押し相撲。玉鷲は37歳とベテランなのですが電車道でした、ゴツっと額と額で当たって向こうの顔が上がった所を押し込み、そのままのど輪でのけぞらして押し出す一直線。強いこと。北勝富士も今場所は動きがいいです足が出ます、休まずに攻め続ける。ま、どの力士も勝つ時はこういうことなのでしょうが、自分の型にはまる展開です。大関二人はクンロクどころか8‐7で勝ち越しがやっとか負け越すかの繰り返ししてます。貴景勝は何とか二桁勝ってきてますが、立ち合いのぶちかましが効くか効かぬかだけの一本鎗です、当たりを凌がれると後は見ているのが辛いほどのドタバタです、張り手という名のビンタ平手打ちを繰り返して引き技を出す、やっと勝てるか、そのまま押し出されるか。本人も十分に認識してて、上背のないのを体重でカバーすべくこれでもかのアンコ型、首も折れよととにかく突進する。現に首はすっかり傷んでいるのでしょう、この人は引退後(これが原因で引退することにもなりかねませんが)首の後遺症に苦しめられるのでしょうねぇ。と私が心配せずともいいことでしょうが。

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幼稚

2022-09-18 10:49:31 | Weblog

小学校の若い女教員が、自分の希望通りに担任を持てなかったことを恨んで給食に漂白剤を入れたという事件。何とも幼稚と言うか浅薄と言うべきか・・。こんなのが学校の先生でいいのか?というごく真っ当な(従来ならば、という但し書きがいりますか。今時はこういう物言いすら差別になりますからね)感想ですが、採用の際には分かりませんからねこんな人だとは。で、ここで即馘首できない(されない)のが公務員の特権で。当の子供たちがさすがに気づいて食べなかったので惨事にならなかったそうですが、専門職の劣化は目を覆うばかりですね。仕事ぶりの劣化だけじゃなくて心の劣化、公共心の劣化。いえ、他人事ではありません、医者も十分に劣化してます、これは自戒を込めてのことですが、それにしても政治家は言わずもがな、資格や役職に守られている連中の傲慢専横不道徳そして「何じゃ?そら」。呆れて嗤ってるだけじゃ次は自分が被害に遭う番かもしれないですよ。

 小泉さんが訪朝して拉致問題を動かしてから20年だそうです。メディアが頻りに報道します、今まで何もしてなかったのに。あれはどうなった?20年間何も動いてないじゃないか!。この時とばかりに横田のお婆さんを登場させて国を非難させるのですが、この20年の内にどれだけ報道してきたというのか。ニュースバリューが失われればすぐに放ったらかしにして年に一度の記念日モノに扱ってきたのはメディアの方です。確かに安倍さんも結局何もできませんでした、マイク向けられれば必ず私が解決すると啖呵切ってましたがね。岸田さんに至っては同じセリフを繰り返すだけです、とてもこっちに気も手も回っているようには見えません。横田のお母さんの老いぶりもそうですが、同じ年月が弟たちや息子たちにも経っているのです、親世代に代わってマイクの前に立つことが多くなった彼らもオッサンになり髪が薄くなっています。20年の無為。そう言うときっと反論してきましょうが、結果は無為に違いありません。石原慎太郎がよく煽ってました、これがアメリカなら即軍機を飛ばして乗り込んで全員を救出するだろうと。それこそが国家主権だ、国民同胞を守るという国家の第一の使命なのだと。明らかに安倍さんに向けての唆しでしたが、それも聞かず(効かず)。今更感の強い報道を見聞きして思うことは多いのでした。

 

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長寿

2022-09-17 08:27:46 | Weblog

100歳以上が全国で9万人、うち婆様が8万人爺さんは1万人だそうです。当県山口県では1500人と。9万人を47で割ると(人口差を無視して)1914人です、単純な平均値群です。と言うことは年寄りが多いわけです。高齢化率ってのがその指標ですが全国上位ですからそうなんでしょう。長寿という言葉の実態はきついものです、介護施設や療養施設は満杯です。

 検察の手はJOCの元会長、昔なら立派な皇族である竹田氏に及んでます。この人は五輪招致の際にIOC関係の役員に贈賄したと問題になって、フランスの警察が調べ始めて辞任したことでした。任命責任?高橋さんを任命したのはこの人なんでしょうか。いえ、スポンサー選択ですね結局。森さんに替わった時にはもう決まっていたとか。今度は明治天皇と直接つながりのある元皇族ですか。札幌五輪は吹っ飛びましたね。

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準備

2022-09-16 08:29:00 | Weblog

なんやかやの反対運動もものかわ、全国の地方議員たちに招待状を出して国葬準備は着々と進みます。当県では知事が県民葬やるぞと宣言してます、常識的には山口4区の選出ですからここでやらねばどこでやるの?の話なのですがここでも反対運動が起こってます。でもこれも弔意の強制はならぬとか公費を使うのはけしからんとか全国で使われてる理由です、何故国葬せねばならぬ?という真正面の提起ではないです。立憲党は役員の出席を取りやめるのだそうです、こちらの質問や要求に十分に答えてないことが理由だそうです。ま、そちらは勝手にされればいい。外国要人の参列がエリザベス女王の国葬と重なってキャンセルされることが予想されるとのこと、そりゃそうでしょうね、どっちが重い?答えは明らかです。メルケルさんは来なくなったと、当然でしょうに。要人たちには国葬だろうが内閣葬だろうがどちらでもいいんだとの身もふたもない論も聞きました。それもそうじゃろうなぁ。拘ってるのは岸田さんだけ、ですか。岸田さんのコメントをTVで観ましたが国葬儀と呼んでましたよ、国葬とは違うと言いたいのでしょうかね。ズルズル行くのは明らかですが、こんなのでいいんですかね。安倍さんがこのドタバタ見てどう思ってましょうか。

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卑事

2022-09-15 08:27:59 | Weblog

卑しいことという認識じゃなかったんでしょうか。ということは単純な商常識ということで、それはそれで根の深いことになりそうですけれど、天下の角川の会長さんお縄です。結果から見ると初めに強く否定して後からバレる一番まずいパターン。そんな卑しいことしてない!と強く出た分だけ跳ね返りもきついでしょうね。新聞はそれ見たことかと総攻撃です。わしは知らんと言うたところで社員は全ては会長決済と言うし。全国どこでも見られる公共事業受注を巡る贈収賄です。出来事は珍しくないけれど舞台が五輪で役者が大物ですから見世物になります。次は森さん、橋本さんですか。

 エリザベス女王を悼む英国民の様子が報道されますが、こんな暑い時期にあんなに移動させて大丈夫かいなと思うくらい全国回るんですね、その先々で大勢の国民が待ち受ける。歓声が聴こえます、いえもちろん歓声ではないでしょうけれどああいう迎え方ですね。日本なら頭を下げて手を合わせる所でしょう、文化宗教の違いです。ロンドンのバッキンガム宮殿に戻ってきた時の映像が流れましたが、雨の中を大勢の国民が待ち受けてます。慕われていたというか、元首とはこうあるべきと思うことですねぇ。しつこいですがこの彼我の差です、女王と元首相のそもそもの違いは莫大なものではあれ。

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本物

2022-09-14 08:31:27 | Weblog

打つだろうと思ってましたがヤクルト村上55号です。昨夜たまたま巨人戦が中継されているのを見て、巨人が大差でリードしている場面でちょうど村上の打席でした、凡退でした、7回か8回かでした。球場全体の期待がTV画面からも窺える感じで、こりゃすごいバッターじゃなと思ってました。が、まさかこんな顛末になるとは思いませんからここでチャンネル替えました。もう一度打席が回って55号3ランなんて思いませんから。もう一つBSで日本ハム戦やっててこちらは清宮が2本打ってて、えらく痩せてて(体を絞って)新庄さんによく使われてて、村上と同い年です、高校時代の注目度はまるで違いましたが、今はこの有様。清宮のお立ち台姿見ていてこんなに違うかぁと思っていたことでしたが、朝刊見てびっくり。55号巡る今までのあれこれが記事に載ります。ローズがカブレラがバースが55号に迫った時に、王さんの記録を破るとは何たること!との空気があったこと、現にバースが四球攻めに会ったこと、ローズかカブレラ相手にして当時のダイエーは王監督でしたか、若菜コーチが王さんの記録は神聖なるものだと堂々と言うていたこと思い出します。打たせないと。そんな時代だったということです。バレンティンが60本打ったときはそんなになかったですか、彼はあっさり抜いていきましたから。行きますかね村上60本。楽しみですね。不思議だったのは新聞に王さんのコメントがないこと。締め切り時間に間に合わなかったんですかね。

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正体

2022-09-13 08:29:42 | Weblog

岸田さんの支持率急落してます。気になるんでしょうねぇ。国葬問題が統一教会処理に波及して大火事になってます。この前の国会の説明じゃぁ不十分でしたねぇ。どうして国葬なのか?がなかったからです。もっとも岸田さんにも確たる根拠はないのでしょう、元々法的な要件がないからでもありますが、だから何とかなると思ったところが失着でしたか。憲政史上最長の首相経験者だからとか言うてましたが当時の佐藤栄作さんもそうでしたしね、さらに佐藤さんにはノーベル平和賞がついてました、なのに国葬にはならず。民主主義の象徴である選挙活動中に非業の死を遂げたから、とも言うてましたね、そんなことが理由になる?こじつけの典型でしょう。民主主義の危機だ!民主主義は暴力には負けない!とはこういう事件の後の定番の新聞見出しですが、こういえばいいと思ってるんでしょうねぇ、ごまかしです。犯人は民主主義を壊そうと思ってやったんじゃなくて、あくまで個人的恨みで、まぁ言えば安倍さん狙ったのは思い込みが強かったのでしたがしかし、今の状況見ると彼は「一番効果的な方法」で恨みを晴らしたことになりますね。教祖を撃っていてもそれだけだったでしょうし、安倍さんだったからこれだけ問題が大きくなったんです。民主主義の危機ではなくてひとえに自民党を危機に陥れたことでした。聞く力はあっても話す力はなかった。岸田さんの正体まで晒しましたし。

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儀式

2022-09-12 08:27:15 | Weblog

英女王様の国葬迄の儀式、興味がありますね、あれだけの歴史のある国ですから。もちろんTVで観るだけですが、スコットランドでの定宿(お城ですが)で民衆の弔意を受けたと。EUからの離脱騒動の時によく言われてたことでした、イギリスという国はないのだ、イングランド・ウェールズ・スコットランドと北アイルランドの四つの国の連合だ。七つの海を支配した大英帝国がイギリス連邦と名を変えて女王を共に戴いている。カナダやオーストラリア、ニュージーランドがそうですね。スコットランドの他にはウエールズにも、アイルランドにも行かれるんでしょう。安倍さんが自民党本部や国会議事堂を巡ったのとの違いですか。国王と誰が比べられるんだ?との非難はその通りですが、こうやって時を同じくして「これが国葬と言うもんだ」と示される事実です。天の啓示、天の配剤。誰に?岸田さんに。無理押してやるもんじゃないのだと。半旗の黙祷のと自然の弔意の筈なのに、左翼の唆しに乗って強要しないなんて無茶を捏ねる。霊柩車(向こうではどう呼ぶのでしょうか)にむかって皆が拍手してました。日本じゃこれは怒られましょうか、合掌するのみで。世界最古の国の伝統行事。とても興味があります。

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亡母

2022-09-11 10:23:22 | Weblog

to my darling Mamma, as you begin your last great journey to join my dear late Papa, I want simply to say this. Thank you. ネットに挙がっている英国チャールズ3世新国王の演説の最後の部分の聞き起こしです(間違っていたらごめんなさい)。字幕の日本語訳と照らしてこうだろうと思いました。73歳のお爺が96歳の母親にママと呼びかける。英語にもおふくろとか相応の呼び方があるんだろうと思いますが、あんな公式の場でママと呼ぶのはどんなニュアンスなんでしょうね。たとえば普通の日本人が葬式の親族挨拶の場で長男が亡き母に呼びかける時は、おふくろ、お母さん、母さんでしょうか。母ちゃんではかなりくだけますね。私以上の年代ではママとは呼ばないでしょうし。もちろんわざとの演出や仕掛けは十分に窺えはします、女王陛下に対する敬愛の表現、親子の情という意味合いです。前国王の偉業を讃える演説の後に親子に戻って母親への心情を吐露する。奇でもなんでもないことですが、英国民はどう受け取ったのかそれも知りたいことです。でも、最後にかける言葉はやはり thank you ですね、私もそれしかなかったことを思い出します。有難う、お世話になりました、この気持ちに溢れました。私もそういう死に方をしたいと思うことではあります。

 

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