柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

国策

2022-09-24 08:28:14 | Weblog

西九州新幹線、部分開通です。こういう中途半端でも派手にセレモニーしなければならなかった理由がもちろんあるわけです。どうして九州新幹線が開通して後これだけ時間がかかってる?という素朴な疑問ですが、当地には当地の事情があるのでしょう。九州に用事がない(親族もいないのです)身ですから利用する機会もない、利便云々の比較ができないのですが、九州新幹線はあの東北大地震のその日が開通日で、大セレモニーを自粛せざるを得なかったことでしたね、でも、東京から西鹿児島(鹿児島中央)まで繋がるという意味は大きいことでしたね。長崎までは鳥栖からわずか(わずかではないですけれど)です、どうしてできぬ?途中の佐賀が反対してるという、聞けばわかり易い理由。でも佐賀県知事は官僚出身だそうで、こんなに国策に反対し続けるは余程に腹の据わった頑固者かと思うことです。この新幹線が佐賀に利益をもたらさないという理由だそうです。そうかぁ。そう聞けばそうですかね、長崎行の新幹線ですからね、佐賀に降りる人っていないかも。おまけに在来線が一気に寂れます。これはどこの新幹線の時も一緒です。既存の特急がなくなります、今までの利便がなくなります。特に佐賀は博多に近い分、こっちの損の方が多いそうです。既存の特急がパタとなくなるのは当地も経験してます、山陽新幹線が西進してくるにつれて大阪行き京都行の特急急行がなくなっていきました。これはこれで不便でした、新幹線の駅が遠ければ遠いほど。新幹線はカーブより直線優先ですから、山の中や田んぼの中にぽつんと新駅できることが多かったもんです。こっちの新幹線がどういう事情かは知りませんが、佐賀の反抗もわからぬではないことです。でも繋がないわけにはいきませんしね、やがてのことでしょうが。こうやって既成事実化して押し切る。国の行政のやりそうなことです。

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