柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

二面

2022-09-28 08:24:50 | Weblog

国葬模様、どうお感じになりましたか。TV(メディア)は菅さんの弔辞を切り取ります。伊藤博文と山縣有朋との関係を安倍さんと自分の関係になぞらえて、演出とすれば上手ではありましたし、あの句は現代人にもそのまま伝わりました。どの新聞にも全文が載っています。かたりあひて 盡しし人は 先立ちぬ 今より後の世をいかにせむ。あの後の拍手が葬儀に似つかわしくないと女房は言うてましたが、業界人たちの習いなんでしょうねあれが。あるいは大相撲の優勝旗授与式の後に国歌斉唱しますがあの後の拍手と同様なのでしょう、間が空くのを嫌うのでしょうね。普通の葬儀なら拍手は起きません。そしてTVは反対のデモを長尺で報道します。女の声でアジる煽る。サンモニ御用達の元法大学長田中女史がいつもの着物姿でマイク持って叫んでる絵もありました。そうかぁ。有名人もここぞとばかりに出て行くわけだと納得します。きっとレモンちゃん(落合恵子)もどこかやってたんでしょうね。新聞もくっきり違います「厳かな国葬遠く 悼む声 愛憎半ば」毎日、「国葬 悼む列 怒る列」「賛否の中 分断に責任 首相は行動を」朝日、「戦後に幕 今日の礎」「総理 ありがとう」産経。読売と日経にはこういう感情表現はないことでした。面白いですねぇ。物事には常に二つ以上の意見があって裏表は必ずあるとはいえ、どっちを見るのかでこれだけ違う。大声出すかそうでないかの違いもありますね。静かに悼む。のが本来なのでしょうけれど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする