柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

国家

2019-05-24 08:17:46 | Weblog
イギリスのメイ首相いよいよ窮地に追い込まれて近々に辞任表明だそうです。Brexitに向かっての対応不足を責められて(国民投票の結果を遂行しようとしているのにあれだけの反対喰らうのはやはり下手だったんでしょうねぇ)の顛末です。本来ならしなかったはずのEU議員選挙が始まって、その名もずばりのBrexit党が大躍進だそうです。いやいや、メイさんは離脱しようとしてるんでしょう?なにより、EU議員選に勝っても現状は変えられぬのでしょうにね。縒れてしまったんですねぇ。もう一度国民投票しようと言えば言うたで反発喰らって。モノ言えば唇寒しの状態です。可哀想に。
 米中貿易戦争の解説、そして昨夜のBSTBSのニュース番組で米中の覇権争い、今や宇宙の覇権争いなのだという話を聞いて、どうしてアメリカが負けるのか、いや、どうして中国がここまで伸してきたのかの解説を聞いて、共通することに気が付きました。向こうは国家資本主義だから強いのだという認識です専門家たちの。こっちは自由資本主義。国が関与してはならぬ、それは自由競争を保証するとの原則に悖るからという黄金律があり、私たちはそれが大真理と信じて疑ってませんから、中国はよくない!その姿勢を早く正せ!と咎めるのですが、そんなこと一体誰が決めたんだ?という話です。昔は共産主義(社会主義)対自由主義で、後者が勝ったのでしたが、中国が鄧小平来の国家資本主義に変更して、西側諸国の標榜する自由資本主義に勝ることが証明されているだけです。国家が介入するなんてはいけない!はこっちの理屈でしかないのですね。各企業に情報は全て国に伝えろ、国民は全て国に仕えろと法律で決める国です、一方でこれでもかの大金を先端企業に補助金助成金の名目でつぎ込む。いや正確にはパクった技術を大金つぎ込んで改良して大量生産して安価に売りさばいてシェアを奪って相手を呑み込む、巨利を得たあとは共産党に吸い上げられる(国営企業ですからね)。パテントはじめとした知的財産意識がない国です(ご承知の通り)、パクり勝ち、コピーした者勝ち。そういう単純な手口では当然収まらず、ファーウエイやZTEといったIT機器からの情報収集(大規模なパクリ)に進んで、もう我慢ならんとなったという解説です。こちら側の「共通の価値観」が通用しない国に向かって国際ルールを守れよなんて言うてもだめですよね、さんざに安い中国製品を買ってきたのは私たちなんですから。彼らを先ず利したのは西側諸国だったのです。技術の開発したのはこっちだろうが!と怒っても、同じ性能のものを安く大量に作られたら負けです、それが資本主義ですわね。それを向こうさんは国ぐるみで半端じゃない物量でやってくる。民間企業が敵うはずもないです。パテントで製造を止められないなら、製品に関税かけて売れなくするしかない。トランプ流の仕返しですが、国家資本主義の何が悪い?そっちの不都合さなんか知ったことじゃないわい。そう言われて、それもそうじゃなぁ、ではあります。
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