柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

環境

2019-05-31 08:25:22 | Weblog
登戸殺人事件の犯人、出てくる写真が小学中学生時分のものだけでこれも異様なことです。大人になってからの写真がないんでしょうねぇ、あるんでしょうけれど親族含めて誰も持ってない、それだけ引きこもってたって。そういう想像をさせて、そんな奴だったら仕方ないかぁと世論誘導するに十分ではありますか。引きこもって何十年という輩が何万人もいる、老いた親が死んだらどうする?そういう切り口のTV番組や新聞記事は見ますが、こういう事故の虞犯者なのですね、そこには触れない。虞犯少年なんて言葉があります、不良少年、愚連隊などなど表現は色々ですが、悪ガキという先入観ですよね。そうじゃなくて、不良オヤジ、不良老人がいる、やくざやチンピラのように世の中に歯向かう振りしてるだけではない、本当に危ない奴です。これをどう捕まえるか。人権よりも社会の安全。全体主義への虞はわかりますが、でも社会の安全を優先させるべきじゃないですかねぇ。
 小学生の7割は外遊びしないとデータが出たそうです。専門家たちが早速にあれこれ講釈を垂れるのです、やれ広場がなくなった、遊び場自体がなくなった、ゲームがいけないのと。そんなことは私にでも言えること。いえ、我が子もすでにそうでしたが、孫を見ていると実感しますよ、連中はTVの前から離れませんよゲームゲームで。かと思えば親のスマホをいじって熱心にゲームしてる。目が悪くなる、姿勢が悪くなる、あれこれ言うわけですが聞きやしません。親が連れ出さなければ、子供同士で外で遊ぶなんて機会はないんでしょうねぇ。最近放課後の校庭や運動場を見る機会がないですから知りませんが、残って遊んでる子っていないんですかもう?と、私たち年寄りは遠い目で嘆息するわけです、俺たちの時は暗くなるまで遊んでいたぞと。本当にそうでしたか?確かにTVゲームなんてはなかったですけど、外で遊ぶばかりじゃなかったでしょう?山に入って友達とつるんで基地作ったり、これはやってましたけど、そういう場所があったからなんて言われるとそうじゃなぁです。今は立ち入り禁止の場所ばかりじゃと。ふむ。環境ってのはこんなことなんですねぇ。そして誰もが言うのです、俺らの時代はよかったよって。誰もがその環境で生きるしかないというだけの話です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新語 | トップ | 懐古 »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事