柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

モンスター

2007-08-30 08:42:22 | Weblog
松浪健四郎、あのちょんまげの、大阪選出の、国会で水撒いた、スポーツ馬鹿の議員、事もあろうに文部科学副大臣だそうです。報道された名前見ていて、どれもこれも知らぬ名、顔ばかり、ただ一人この男だけは知ってましたが、どうしてこいつ?せっかく大臣連中は相当に選んでいるのに、これで、この一つだけで台無しですわ。副大臣なんて大した役じゃないんでしょうが、だからといって誰でも良いというわけじゃない。こういう人事見ると、安倍さんやはり巷間噂される如きKY(空気読めない)でしたかとがっかりします。どういう貸し借りなんですかねこんな男と。松岡、久間、赤城でもまだ懲りないですか。ま、それは個人的なことですしこちらの与り知らぬ事ではありますが、この男早速吠えてます朝青龍の事についてです、相撲協会は配慮に欠けている、向こうは遊牧騎馬民族なのだ風俗も習慣も違う、10年20年に一人の大横綱だから粗末にするな、だそうです。お粗末はあんたのおつむ。脳味噌筋肉の典型ですか。はぁ・・。それはそうと、切れ者林よしまさがいません。彼は大臣にしてもいいくらいの逸材と思いますが、おなじ選挙区(下関、参院山口選出)でもあって、「お友達」観を嫌ってのことだったんでしょうか。でも代わりがこのちょんまげ?がっかり。
 奈良大阪で起きた、またまたの急患たらい回し事件。奈良県どうなってんのよ?ですな、しかもまた県立医大に搬入断られて。何のための公立病院なのよ!こういう極々普通の非難に、院長どう答えるのか。対応に不備無し、なんてね木で鼻くくったような事言って。手術中だったそうです。何の手術していたのかはっきりさせなさい。各病棟にそれぞれ当直医がいて当直看護婦がいるはずでしょう、緊急の対応ぐらいできるでしょうにね、わんさかスタッフ持っているところが機に当たって敏に応じなくてどうするんだ?それともまたここも労使協定でもあってのことか、契約以外の仕事は一切しないなんて。医者(医療行為)と社会保険庁の役人と一緒ってか?どちらも一労働者だ、権利は擁護されるべきだ、なんてね。意気に感ずるとか使命感とかは無いのかあんた達には。今回も元凶は県立医大です、間違いのないことです、そしてもうここまで来ると行政問題です、救急隊と病院の関係に任せておいてはダメです、インタビュー受けていた救急隊の幹部の言いにくそうな、奥歯に物を挟んだ物言いが全てを物語っています。否応なく県立大学などの公立病院に運び込む。こういう強制を敷くべきです。体制不備。この誹りからは逃れられないでしょう、前に妊婦が脳内出血で亡くなる事件があって、それも奈良でしたから。県がやらないなら、国から、そう舛添新大臣が活を入れればいいですね。それともう一つは患者側のこと、午前3時にコンビニにいて、一緒にいた知人の男が妊娠しているかも知れないなんて言って、本人はそれを知らなかったか、かかりつけの医者もなかったとのこと、こういう状況をどう評価するか。こういう時には必ず、病気は人や時間を選ばない、どんな状況にも医療機関は緊急に応じるべきだ、命に重い軽いはないなんて大上段、病人こそが主で医療側はどんな状況にも対応せねばならぬという大正論が沸き上がりますが、実際には現場でのトラブルが絶えません。そりゃぁ無茶です、という要求も本当に多いのですから。 monster parents とか monster doctor とか言われますが、毎日の夜間診療の現場で monster patients に翻弄されている救急病院の実状も知って貰わねばなりますまい。人はそれぞれです、生活様式もリズムもそれぞれ違いましょう、しかし日中仕事して夜は寝て(休んで)、そういう一般式で社会は動いています。それに沿わぬ人はそれなりの自己責任というか遠慮なり一歩引く気持ちなりが必要でしょうに。権利権利と言い募る、自分の「普通でなさ」を全く考慮しない無茶。そのバランスがすっかり崩れているのも確かなことです。行政の所為にばかりはできません。よく考えて貰いたいと思います。
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