出口

当地のような田舎町でも夜の人出が戻っています。それこそ都会のように行き交う人の波なんて光景ではないですが、どの店も満席の態でした。予約で埋まっていると言うべきか。つまり皆が集まり始めている。もうあれこれ言わなくなりましたしねコロナ。マスク？したい人はすればよろしい。同調圧力ってのは依然強いことですが、正義はどちらに？となってます。岸田さんのあの決定（公表）が大きく世間を動かしたのです、5月8日と期限を定めたことです。9波10波と煽る向きは多くいますし、現在の感染状況（TVで知らされるのも7日迄です、以降は一週間分まとめて各保健所管内で公表されるのみです）も爆発はしてませんが消えてはいません。低止まりしているだけです。それでいいのですがこれを殊更に強調する向き、つまりゼロトレランスの向きが一定数消えませんから、そっちの言動が耳に入ってまた不安が湧きあがる。いえ、そもそもこの期限は単純に政治的決定ですから、こちらもそう割り切らねばならぬわけですが、こんな決定は尾身さん（すっかり姿を見なくなりました、その他の専門家達も）にはできぬのです。で、何か月も前に通告しておいて、世論を作っていく。もちろん構え（保健所対応）もどんどん縮小していく。「何年振りかの行動制限のない○○」という報道でさらに民心を煽る。アベノミクスの今後は措いても、安倍さんが慌てて構築した大仰でやり過ぎたコロナ対策の出口戦略を岸田さんはスマートにやってのけたという結末です。これはお見事でしたね、そう思います。