自分より歳若い人の通夜に出ました。何度か経験したことではありますが、親より先にのケースはやはりせつないことではあります。亡くなるにはそれぞれの理由があり、それぞれによってこちらが抱く感情も違うのですが、逆縁という言葉があるようにやはり順番というのはあるわけです。長生きも辛いことだと思い遣り、本人さぞや無念であろうと同情もし。このご時世ですから大勢が集まる葬儀はできません、そういう案内をもらう、こちらはこちらでそうとわかっての対応を求められているわけです。家族葬で執り行います、香典献花はご辞退申し上げますとの連絡です。ここで「はいそうですか」と座っていてはならぬというわけです。これを面倒と投げてはダメで、ここにこそ地域のこの国の長年綿々と継がれてきた文化があるのです。そう気づくのも歳をとったからではあるのですが。例外除いて死にたくて死ぬ人はいない。長生きしたくて長生きしてる人もいない。死なない(死ねない)から長生きしてる。身も蓋のない謂いですが、だからこうなるべくしてなっているのだという運命論、必然論に私は傾いています。死ぬ時が来たら死ぬのみ。良寛さんです。
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