北国雪国の大雪を横目に、天気予報は温暖の当地にも寒波の網をかけていてどんなになるのか?と正月早々に外の仕事に身構えたのでしたが、いやいや綺麗に晴れて日差しは十分に暖かく。時に風花がちらつき風が吹けばそれは冷たいのですが、陽は優しい。温暖の地なのです当地柳井は。有難いと思うわけです。先月末の日本海側の大雪の際に、急な雪かきに忙しい人がマイクに言うてました、雪国に生まれた宿命だと。よく聞くセリフですがその時は妙に沁みました。雪を知らぬ私が雪国を思うのとは全然違うという至極当然のことに改めて気づくと言うのか、生まれ育つ場所の本質さ、少年期をどこで過ごすかの人間形成上の根本さです。いや、大仰に過ぎました。当地はそんなに寒くない正月です、ということです。穏やかな年明けでした。
昨日は昼間に一時間足らずでしたが元日の実業団駅伝みました、佐藤悠基が出てました。34歳だと。この人は高校生時代(佐久長聖)からのトップランナーです、箱根でも有名でした(東海大)。へぇまだ走ってるのか。トラック競技で五輪にも出ていた人ですが大成しなかった人でした。何に目が留まったかというと年齢です。34歳かぁ。高校生時分から見てましたからね。ちなみにマラソンの日本記録保持者の大迫は高校の後輩です。実業団の選手には箱根出身(見覚えのある)の人が多いのですが、設楽兄弟服部兄弟らの前、鎧坂とか元祖山の神とか、その前のスター選手でした。こっちも長く観ているということなのですが、たった今箱根の往路観てます。一区のトップが番狂わせ(なのでしょう)の法政大学で、法政の一区の区間賞は21年前の徳本以来だとアナウンサーが教えてくれます。徳本かぁ。よく覚えてますよ、4年の時に確か復路のどこかでよれよれになって伴走してた監督に止められて、涙の棄権したこと。あの徳本が、でしたからね。いつもサングラスかけて、オレンジと黒のユニフォームが似合う人でした。箱根(に限らず他の駅伝もマラソンもどんな競技もそうですが)の醍醐味はこの手の不幸不運を見ることだと知ることでした、途中棄権とか繰り上げスタートとか。佐藤のさらに10年前のスター選手でした。色々思い出させてくれます。正月です。
今年もよろしくお付き合いください。