柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

民族

2018-11-11 08:38:32 | Weblog
移民法案が国会で審議中です。人口減少、人手不足、労働力の補充、いわば安直な流れです。大きく言えば資本主義の宿命です、より安い労働力(人件費)を求めて企業(工場)が他国へ出ていきます。産業の空洞化、という奴です。日本で何十年も前から言われてる事柄です。もちろん全ては相対的な事です、自国の人件費と比べての事。他国に工場立てて組み立てて自国へ運ぶ、その経費との比較。儲かる方を選ぶ。米と比べての昔の日本、その後は中国韓国への進出、こちらの人件費が上がってくると東南アジアへ。タイ、インドネシア(これは今も家電や電気楽器に多いですよ)、ユニクロはバングラディシュです。でもやがてそこも人件費は上がってくる。日本の企業は欧州と違って他国での生産に活路を求めてたと括れるのだと思いますが、欧州の現況を見ればこの選択は正しかったのでしょう。なのにその轍を踏もうというのです。人手不足は、特に第一次産業の力仕事系、ファミレス等の終夜営業業種、看護介護の三交代業種など若い者向けの仕事に多いのは分かりますが、60歳で定年なんかさせずに年寄りをもっと働かせばいいんですよ。70,80才でも現に農業に携わってる人は多くいます、代わりがないから仕方ないとはいえです。言葉も不自由、なにより文化の違う、宗教の違う人たちとは、職場では何とかなっても普段の暮らし、日本でも既にブラジル人のコミュニティーのある地域があるやに聞きますが(コリアンコミュニティーはもっと多いのでしょうが)、物珍しいうちはまだいいのでしょうが、長年に亘ると必ず不満が出ましょう。欧州の二の舞は必至です。それがわかっていてどうして国がわざわざに促すかなぁ。私は(今更言わずとも賢兄賢姉にはおわかりのことですが)人類皆兄弟主義に唾する者です、排他傾向の強い者です、そういうバイアスをお含みいただきたいのですが、文化(育ち)の違う者は一緒に暮らせないと思います。同じ屋根の下、という意味ではないです、近くで、です。衣食住の習慣風習の違いは必ずトラブルの元になるのです。ムスリム達のあの礼拝模様はまだ面白がってられますが、それが仕事に支障きたすとなると笑ってられません。食事、入浴、排泄、睡眠という日常習慣の違いは耐えられぬ事になるのです。民族同化なんてできない。これが人類が何千年もかけて得た知識の筈ですがねぇ。
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