柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

習性

2017-09-16 08:27:02 | Weblog
山尾女史騒動をブーメラン現象と週刊誌が叩いてましたが、天唾モノはあちこちに転がっていて、ミャンマー(未だにこの名前に慣れません、ビルマ?といつも置き換えてます)のスーチー女史、あの民主化の象徴のように位置づけられて軍事政権に虐げられた末に復活してノーベル平和賞受賞した人ですが、ロヒンギャ部族への虐待で非難を浴びてます。ノーベル平和賞なるものの胡乱さは相当なものですが、それは措いて。長年軟禁されて苦汁を飲んでた(んでしょう?)人ですが、釈明の歯切れの悪いこと。誰が役人になっても同じ。ここにも当てはまりますね。体制側に立つとそういう物言いになる。フェイクニュースだと言い訳しましたよ。こんなこと、特に弱い者いじめの人権問題に関してはマスコミは嘘つかないでしょう、大袈裟には言うでしょうが。米の大統領選と一緒にはできません。隠しておけば知られずに済みますが、一旦知られるとダメです。人権で伸し上がって人権問題で躓く。ヒトの習性ですね。他人の痛みを知れ、なんて言いますがわかりゃしないのです。わかるのは自分の不遇、不自由だけ。差別され押しのけられていることはわかっても、逆の立場にいることには知らぬふりをする。正義の味方は不遇の立場にいればこその存在なのです。スーチーさん見てるとそう思います。この人をはじめから批判していた高山正之さんの慧眼を思うことです。
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