柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

駅伝

2015-12-21 08:23:43 | Weblog
駅伝マラソンの季節になりました、ファンとしては待ってましたの季節です。京都での高校駅伝、師走恒例の風物詩です。京都ではもう一つ都道府県別の女子駅伝がありますね、これも面白いのですが、高校の部はまた格別です。都道府県別ってのが興味をそそるんですねきっと、高校野球と同じ郷土意識を刺激するわけです。こういうのをプチナショナリズムなんて横文字のレッテル張って非難する向きがいますがとんでもない。こういうのを郷土愛の発露と言うのです。それはさて措き、昨日の世羅高校の偉業は立派でしたね。女子がまず勝って、しっかりやりなさいよ男子!とハッパかける、いい流れ。一人の監督が男女とも見てるんですね、女子が勝った時にインタビュー受けてて、答えるのももどかしそうに早く男子のアップを見たいと口走るところ、好もしいことでした。男子は圧倒的な優勝候補、優勝して当たり前と言われ続けていたそうで(ファンとは言えこの程度です、あしからず)こっちへのプレッシャーが強かったんでしょうね、でも嫌味のない普通のオヤジ然として好もしいことでした。果たしてぶっちぎりの優勝、大会記録を塗り替えると公言して塗り替える、この凄さ。よーいドンの一区の重要さを改めて感じることでした、これは男女問わずのこと。それにしても女子、前評判を全然知らぬままに見てました、常連校がそれなりに先頭集団に居る、新鋭高が混じる、いつものパターン。世羅高校最終区の彼女がとても強い選手だかで、実況アナが30秒差で繋いでくれれば何とかなると監督が言っていたと何度も叫ぶ、果たして32秒差でアンカー勝負。ああ、本当じゃ、走り方が違うぞ。少し前傾姿勢で重心が低くストライド走法。4位で襷を受けてあれよあれよと抜いていく。5km区間で30秒詰めるってのはすごいことじゃないのかなと素人でも思うのですがやってしまう。失礼ながら田舎の娘然としたおぼこい感じの少女が走る走る。颯爽たるヒロインがいるということは、追い抜かれて優勝を逃した責任を一身に背負っておそらく後で泣きじゃくっているだろう少女もいる。面白いんです。これが醍醐味なのです。こちらにはまだ朝日新聞の大好きな「少年少女の純粋無垢」を信ずることができるように思えて、大ファンなのです。
コメント
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