memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

漁業国としてのロシア

2011-06-29 19:50:59 | 水産・海洋
ロシアはもっとも重要な漁業国としてノルウエーやアイスランドを追い上げるようになった(6月9日FUD/WFT)

ロシア情報によれば漁業発展国として変貌した。昨年ロシア漁船は410万トンの漁獲を達成、この数量は過去20年間には見られなかったもの。これによりロシアは世界漁業国の中で第9位から第6位の位置を占めた。ロシア漁業局によればかつて漁業が隆盛であった1991年の漁獲を回復したと発表している。その後ソビエト時代の終焉により多くの漁船が係船されたり、漁獲ではなく魚の運搬に使われるのみとなっていた。

別の重要な ステップは昨年魚製品の税関検査が廃止されたことで、これが漁業の状況改善に寄与したという。ロシア政府はこのところ国内漁獲の復活のために大きな努力を払ってきた。それは漁船に対する投資や好漁場であるバレンツ海についてのノルウエーとの2国間協定の締結などである。バレンツ海ではマダラやハッドック資源が過去最高の資源状態にある。政府は違法操業対策にも取り組んだ。またWWFとロシア白身魚漁船による持続可能な漁業についての取り組みもあった。

5世紀の沈船を発掘   トルコの地下鉄工事現場で

2011-06-29 13:29:58 | 海事
考古学者の一人は積み荷と木製の肋骨構造が完全に残っているものとしては世界で始めてのものであろうと(6月23日SNT)

科学者らはこの現場で2004年以来、保存状態の良いこの船の発掘に関わっている。 「沈船の幅はおよそ5メートルで、一方のガンネルが見つかっているが、もう一つは未発掘という。積荷の上部には壺(amphoras)があり壊れていたが、下層の壺は完全な状態であった。 この船は発掘された船としては最大規模のもの。船の木構造と積荷が良好な状態で発掘された例はこれまでにないという。「もし沈没が海であればこのような良好な状態に腹らなかったであろう 」と考古学者のMehmet Ali Polat氏がRadikal daily 紙に水曜日語った。

この沈船は古いビザンチン時代の35隻の沈船のうちの一隻で泥が上部を覆っていた。ほかのビザンチンの商船の発見がこの発見の端緒となったという。この発掘による発見された品はすでにイスタンブール考古学博物館に陳列されている。考古学者の Sırrı Çömlekçi 氏はRadikalには過去の時代を語るビザンチンの船がいまだ眠っていると。「早く作業を終えて船全体を見てみたい」と彼はいう。