memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

魚から放射性ヨウ素を検出    香港

2011-06-05 00:02:23 | 東北地震津浪災害 3.11
香港の卸売市場から入手した魚の検体からヨウ素-131を検出したと香港政庁が金曜日に公表した(5月28日AFP/THE STRAITS TIMES)

香港は日本の福島原発事故発生以来、食品、水、大気について放射線レベルの監視を続けている。放射線が検出されたのはボラの検体からで、香港の農業漁業保全局はキロ当たり7.7ベクレルの放射線を検出。 この数値は政府の基準値キロ当たり100ベクレルよりは低い。
危機管理面ではこの線量のボラを食べても健康障害を起こすことはないと声明文で発表した。この発表は放射性ヨウ素が地震と津波により被災した福島原発によるものかどうかは明らかにしていない。

WWFが香港の禁漁政策を支援

2011-06-05 00:00:34 | 水産・海洋
国際野生生物基金WWFは地元水域での底引き網禁止を決めた香港立法評議会を支援すると発表。目的は行政区域内の枯渇した海洋環境の復活にある(5月19日TFSND)

この政策は2012年後半に発効するもので、影響を受ける沿岸および沖合底引き船主に対し好意的な買取スキーム22億米ドルの提供を含んでいる。また計画では自発的に底引き漁船ンを廃業する船主や乗組員も対象とするもの。立方評議会の決定は2010年10月の香港特別行政区HKSARの発表に基づくもので、禁止対象はすべての底引きと中層引き活動を対象とし、この海域での2艘引き、スターントロール、エビトロール、ハングトロールを含む。

カナダのブリテッシュコロンビア大学がWWF香港支部のために行った研究では底引き操業禁止後5年のちには海洋公園での商業的漁業を禁止し、イカやコウイカで35%増加回復し根付きの魚では20%増加という。また大型のハタ類やイシモチなどは40~70%現在よりも増えるという。底引き禁止により軟質サンゴ、海綿、その他多くの底生生物の回復の機会となるとWWFはいう。香港の漁業はおよそ3700隻の漁船で行われている。

およそ1100隻が底引き漁船で残りは小型漁船で浅場での前浜操業をおこなっている。底引き船のうちの400隻は香港領海内での操業を行っていて、その操業面積は1,650 km2である。全漁船の8割に相当する機関出力がここに向けられている。「地元漁獲は香港の生産量の2割に過ぎないが、この海域に漁業管理が行われてこなかったため。このたえ1970年以降劇亭な漁獲減少が起きている。この禁漁策により貴重な魚類資源の復活につながる」と香港WWFのAndy Cornish博士はいう。(以下省略)