memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

気候変動でマグロ供給不足になる     フィージー

2011-06-15 13:37:54 | 水産・海洋
数年のうちに気候変動が原因でフィージーはマグロの供給不足に陥るのではないかと大平洋共同体SPCの事務局の専務理事 Jimmie Rodgers博士はいう。(5月31日PACNEWS)

「マグロはたぶん最後の太平洋の金脈となるのではないか、多くの国でマグロ資源は潤沢ではないからだ」大平洋は現時点で世界最大のマグロ資源があるが、ここには乱獲の心配がある。「マグロがいなくなったらどうなるのか?」

SPCはEU、豪州、フランスの協力の下にマグロ監視プロジェクトを開始した。これは長期間に及ぶ事業で実際にチャーターした船に要員を載せマグロを追尾し、マグロの回遊パターンを解明する」という。この調査は一年以内で完了する。「マグロの回遊については東に向かってつまりクック諸島方向に向かっていることが分かっている」という。

消費者は冷凍水産物を求める    日本

2011-06-15 13:37:06 | 
消費者が生鮮物よりも冷凍水産物を選ぶため冷凍物の価格が日本では上昇している。販売業者や食品サービス業者は震災の後より長持ちする食品を求めている。(5月26日WFT)

東日本を襲った3月の巨大地震のあと鮮魚の需要は減退し販売業者や食品サービス業者がより長持ちする冷凍水産物を買い付けるようになりその卸売価格が上昇を続けている。情報によれば、冷凍物のイカやサケの価格は災害の前に比べておよそ10%上昇した。また塩干物も同様の傾向にある。東京築地市場では国内物の冷凍スルメイカの価格は5月10日時点でキロ当たり410円の値を付け震災前に比べて14%上昇した。

最近の冷凍水産物の高騰は茨城沖で放射性物質が検出されたイカナゴが70%下落してキロ当たり473円になったのと好対照をなしている。販売業者や食品サービス業者は消費者の宴会や企業の接待自粛による影響を受けている。関係当局はこの傾向は夏場まで続くものとみている。