memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

韓国のイカ釣り漁船は河川港に係船  ウルグアイ

2011-06-03 19:27:58 | 水産・海洋
普段は休漁時期にはモンテビデオ港に繋がれる韓国漁船のうち3隻がウルグアイの河港であるFray Bentos に係船された。これはウルグアイ港湾当局による非集中化政策によるもの(5月26日MP)

モンテビデオ港は桟橋の増設を計画している。現在イカ釣り漁船が占拠しているスペースを拡大修理工場や資材置き場の設置が必要としている。ウルグアイ国家港湾局 ANPはこの計画のためイカ釣り漁船は休漁期を河川港で過ごしても十分なスペースと、モンテビデオで受けていたと同様のサービスが受けられると。

「我々は韓国イカ釣り船に対し、各社に魅力のあるインセンテブとともに河川港への移動を提案、そこでも十分な活動が可能かつ今後の可能性もある」とANP代表の Alberto Díaz氏は語った。「当面.韓国船9隻を確信、スペイン船ものこのことに注目している」とDiaz氏は語った。

Fray Bentosからさらに北は、100年前に英国により食肉処理場として開発された場所であるが復旧され現在は製紙工業に利用されていて、十分な船舶支援設備がある。いずれにせよイカ釣り船にとってはコストがかさむことになり、代理店は成り行きを見守っている。水先案内人が乗船し速力9ノットで20時間を要する。モンテビデオからの燃料代も加算される。
「コストはかかるがウルグアイ河は深く喫水の問題もなく航行標識も整備されている」と水先案内人のひとりFernando Tramontín氏はいう。


クロマグロ操業は公約の実行を   欧州

2011-06-03 00:00:55 | 水産・海洋
EU漁業委員会のMaria Damanakiは地中海と大西洋で操業するクロマグロ漁船に対してその公約の実行を促した(5月18日FUD)

クロマグロ操業は5月15日に開始され6月15日に終了する。ブラッセル(EU漁業委員会)はこの海域で操業の許可をされているスペイン、フランス、イタリー、ポルトガル、マルタ、キプロスの7か国に対して責任のある操業を求めた。今年のクロマグロの総漁獲量は5,756トンとすることいが欧州漁船い規定された。この時期にあわせEU委員会は監視員、監視船、航空機による管理と検査を実行する。この措置はEU漁業管理機構と参加国により行われる。ECは漁獲の点検と衛星システムを利用して得た各船の行動情報を解析する。

マグロ類の持続性を求めて調査航海

2011-06-03 00:00:10 | 水産・海洋
科学者らが太平洋での2カ月間の調査に乗船、目的はマグロ漁における混獲被害の減少にある(5月11日BBCNEWS)

この調査はカツオ漁の際のサメ、ウミガメ、その他の脅威の下に置かれているマグロ類の混獲防止の方法を見出し、漁業者の援けとなる漁法を見出そうというもの。科学者らはエクアドルからマグロ巻き網漁船に乗船する。この調査航海で見出した結論からより選択性のある漁法を開発することを目指している。一日の中の時間帯や、水深を変えることあるいはより目的魚をはっきりとさせた魚誘引装置FADなどについて検討する。「全体の目的はバチマグロの死亡率の減少を図るための可能性の探究であり、カツオの漁獲を最大化して望まない魚の混獲を低下させることだ」と研究者リーダーKurt Schaefer氏はいう.

「我々はカツオを他のメバチやキハダといった魚種に衝撃を与えることなく漁獲する方法を模索している。我々が考えている方法が現実的に解決になるかどうかいまだ試していない」とBBCに語った。Schaefer博士は全米熱帯マグロ委員会IATTCの科学者であった。IATTCは公海におけるマグロ漁業の管理に30年以上あたっている。カツオ(Katsuwonus pelamis)は 缶詰産業の基盤を形成しているが、メバチ (Thunnus obesus)は太平洋の絶滅の恐れのある魚種である。今回の調査にはチャーター船Yolanda Lが使用される。

<近代的集魚装置>
新しいFAD装置はマグロとその他の魚種を選択できるようになるであろう。魚類やその他の海洋生物が流木のような流れ物になぜ集まるのかはいまだ明らかになっていない。漁業者はこの方式の利点を学び、GPSやソナーを付加したFAD装置を使用している。ソナーが魚が集まったことを感知すると、本船に信号が送られ、本船が駆けつけて漁獲する。
これにはまき網が使用され、魚群のすべてを取り巻いて漁獲する。科学者らは異なった魚種の魚がFADに向かうことを理解し、漁業の選択性を付与できたらと考えている。 (以下省略)