アルゼンチン連邦漁業審議会CFPは南緯44度を中心としたイレックス・イカの操業を6月18日に終了と決定した。理由はバイオマスは少ないことからと(5月17日MP)
この決定はマルデラプラタの国家漁業調査開発研究所INIDEPの科学調査船航海の結果を受けてのもの。「イカの推定資源量はおよそ4.5万トン」とINDEPは先週発表した。調査結果はブエノスアイレスに近い北パタゴニア海域(SBNP)の資源が不十分であることと春季産卵群(SSS)が少ないことによる。
この決定は南緯41度から43度で活動中のおよそ20隻のイカ釣り漁船に影響するが、これら漁船からの漁獲報告も1日当たり1トン以下であった。最新の報告によれば1月1日から5月17日までの漁獲は合計52,222トンであった。この値は2010年の同じ期間のおよそ倍量に相当する。