memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

資源保護のため6月17日に終漁  アルゼンチンいか  

2011-06-04 11:44:14 | 水産・海洋

アルゼンチン連邦漁業審議会CFPは南緯44度を中心としたイレックス・イカの操業を6月18日に終了と決定した。理由はバイオマスは少ないことからと(5月17日MP)

この決定はマルデラプラタの国家漁業調査開発研究所INIDEPの科学調査船航海の結果を受けてのもの。「イカの推定資源量はおよそ4.5万トン」とINDEPは先週発表した。調査結果はブエノスアイレスに近い北パタゴニア海域(SBNP)の資源が不十分であることと春季産卵群(SSS)が少ないことによる。
この決定は南緯41度から43度で活動中のおよそ20隻のイカ釣り漁船に影響するが、これら漁船からの漁獲報告も1日当たり1トン以下であった。最新の報告によれば1月1日から5月17日までの漁獲は合計52,222トンであった。この値は2010年の同じ期間のおよそ倍量に相当する。

大西洋の巨大渦巻

2011-06-04 11:42:51 | 水産・海洋
米国の科学者らが二つの巨大な渦巻きを大西洋で発見。場所はガイアナとスリナムの沖合である。これはセンセーショナルな発見でこの海域はすでに十分に研究されていた海域で発生したため、だれもがこのようなものがこの海域に出現するとは予測していなかった。(5月11日PRAVDA)

肝心なことはこの渦巻きがどこから来たものなのかであり、人々を驚かせている。ブラジルの科学者Guilherme Castellaneによればこの二つの漏斗状の渦は直径がおよそ400KMあるという。今日に至るまでこの地球上で出現したことはなかった。この渦巻きは最近取りざたされている気候変動に強い影響を与えているのではないかt伝えられている。「漏斗状の渦は時計まわりの回転で巨大なフリスビーのように海を移動している。回転率は秒速1メートルであり海流に比べて明らかに大きい。波の波高は40センチ」とCatellaneはいう。
乾季には、海流の運動とアマゾン河の流れが停止することがあるが、それでもこの渦は消滅しない。このことからこの渦は世界最大の河が海洋に流入する水の流れに依存するものではない。自然現象が造った渦巻きのなぞは明らかにされていない。