わあい、やっとお会いできました,油井宏子先生!
昨日は待ちに待った油井宏子先生の講義を受けに、神保町の三省堂本店に行ってきました。(神保町ブックフェスティバルをやってました)
60人の定員は直ぐ埋まったようです。柏書房からお知らせが来てそのまま電話で申し込んでおいて良かった!!・・・・やはり、古文書界では大人気の先生なんですね。
私が古文書にはまったのは油井先生の著書に出会ったからと言っても過言ではありません。もう5冊以上は読んだと思いますが、どれをとっても、豊富な知識と懇切丁寧な教え方とですっかりファンになってしまいました。先生はただ読み方を教えようとされるのではなく、登場人物に対するまなざしがとても温かく、想像力を働かせてその人物像を生き生きとよみがえらせる業は他の追随を許しません。いつか、直にお会いしたいものだと思っていましたが、とうとうその夢が・・・
赤いスーツを召されて登場!若々しくステキな先生でした。講義は分かりやすく,丁寧で、そしてパワフルで、初心者からベテランまで飽きさせないのはさすがです!二時間があっという間です。
講義テーマは「江戸の商家の人間模様」で白木屋の話しだと分かっていたので、私はその関連本「古文書はこんなに面白い」を持って行きました。そして、一番前に座っていたので、先生にサインを貰っちゃいました!
講義も面白かったのですが、実はもっとビックリしたことがありました。それは、隣に座った私よりかなり若い女性(仮にAさんとします)のことです。
座ると間もなくAさんが、まるで以前からの知己だったかのように笑顔いっぱいで話しかけてきました。最初ちょっと驚きました。
しかし、二人とも古文書歴が同じくらいで、油井ファンですから話が合うのは当然といえば当然なのですが、なんでしょう、話しのツボが合うというのか、ドンドン盛り上がって、楽しくなってしまいました。
「あの漂流した人の話読んだ?」「読んだぁ、あれって最高に面白いよねえ」「私図書館で読んだよ!」「同じ!私も図書館で読んで、こんな歴史があったのかって、ホントびっくりした!「あれは良かった!一番面白かった」・・・と言う具合。まるで、女学生みたいな会話を楽しみました。(「絵で学ぶ古文書講座:漂流民と異国船の出会い」)
さらにAさんは、自分が参加する予定だったけどお子さんが受験生なのでいけなくなった講座をいくつも紹介してきて「代わりに行ってくれない?」と頼んできたり、和歌山県の古文書を見せてくれて、電話すれば送ってくれるよなど、いろいろ情報をくれました。
会の後はどさくさで見失ってしまったのでさよならも言えなかったのが心残りですが、Aさんのおかげで何倍も面白い会になりました。有り難う、Aさん。また、どこかの会で会いましょうネ!
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