拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ジャングルの中で油田を探すごとし

2013-12-26 18:00:04 | インポート
ヴェルディの話に戻って。ジュゼッピーナがテレザ・シュトルツを取り込んだ(仲良くした)んで、テレザは、ヴェルディ夫妻の横で眠ってるんですね。ヴェルディのお墓は地下にあって、上から見えるらしんだけど(上から撮った写真が多数アップされてます)、シュトルツのは降りていかないと見えないんだって。で、「降りちゃダメ」と書いてあるんだけど、かの元商社マンのオペラ評論家さん(後年、音大の先生になった)は、なにするものぞと降りていってしっかりご自身の目で確認したそうな。さすが元商社マン。ジャングルの中で油田を探し求めるごとし!?私、ジュゼッピーナがアビガイーレ(ナブッコ)を歌ったというから、ドラマティコだと思ってたら澄んだ声の持ち主だったんだって。で、アビガイーレなんか歌ったから喉を痛めたらしい。逆に、シュトルツの方がドラマティコだったそうな。

プッチーニ妻はトゥーランドット?

2013-12-26 13:58:06 | インポート
ヴェルディが若い歌手(テレザ・シュトルツ)に浮気(かどうか真偽不明)した話に戻って。ヴェルディの奥さん(ジュゼッピーナ。ジュゼッペ&ジュゼッピーナって正夫と正子みたい)はどうしたか。悩んだようですが(手紙が残ってる)、テレザを取り込む策に出た。経験豊富なジュゼッピーナならばこそか。正反対なのがプッチーニの奥さん。いいとこのお嬢さん。亭主とお手伝いの娘さんとの仲を疑って娘さんを自殺に追い込む。解剖の結果、ヴィルジーネであることが判明。それでも反省などしない。なんだ、トゥーランドットと同じじゃないけ。リューが自殺しても反省などしない。男にキスされて「私の名はアモール」なんてあきれる。その娘さんがリューのモデルだとはよく聞きますが、プッチーニ妻=トゥーランドットって話は聞かないな。思うのは私だけ?

気分はジャン・バルジャン

2013-12-26 10:25:41 | インポート
出自(バス)を隠し、テナーを歌う。なんだかジャン・バルジャンの気分。ジャヴェール警部(昔、バスを歌ってなかった?と疑ってる)の目が光ります。話は変わって。イル・ディーヴォって四人組なのになんでイ・ディーヴィじゃないんだろ?話は変わって。いいともクリスマス特大号は見納め。関根勤さんの物真似は好きでした。誰にも受けないのが分かってても、視聴者の誰か(私が含まれる)が面白がると思ってやってるんだと。このブログもその精神でやってます。このブログ、毎日百人前後の方に読んでいただいてるんだけど、コメントを下さる奇特な方はほーーーんのわずか。読むけど読んだ形跡を残したくない、って成人向けか?18歳未満も大歓迎です?

キャンドル・サービス

2013-12-25 10:15:29 | インポート
昨日(クリスマスイブ)は、某教会でキャンドル・サービスに参列。聖歌隊が真夜中のミサ(シャルパンティエ)を歌うので、助っ人で呼ばれた。助っ人は会衆に混じって歌う。ところが、急きょテナーのソロ・パートを歌うことになり、ソロだったら前に出ないとという話が出たけどそれは固辞。いつもの恰好(=汚い恰好)で、とても人前には出られません。私、ファッションは敵なんで。だからアンチ・フランス……だったんだけど、ワインはフランスワインしか飲まないし。音楽の中心地も、中世からルネサンス盛期までは、ドイツでもイタリアでもない、フランスなんだよねー(屈服しそう)。

アラカン

2013-12-24 09:05:57 | インポート
おとといまで四捨五入すると50歳だったのに、昨日から四捨五入したらアラカンになりました。昔だったら定年退職の歳。このブログを始めたのが50歳になった頃だからDie Zeit fliegt.この時期、バイロイトのFM放送が楽しみ。おととしまでのティーレマンに代わって、今年のリングの指揮は、え、えーと、キなんとかコ。キタエンコ?調べたら、キリル・ペトレンコ。名前の頭のキと苗字の最後のコしか合ってなかった。

オルフェーヴルにまいった(万歳)

2013-12-22 22:45:57 | インポート
万歳は、人を賞賛するとき(Heil)のほか、まいった、というときもする。今日、私、万歳。まいりました、オルフェーヴル。4コーナー回ってトップになったとき、わたし、思わず万歳(馬券が当たりそう、ということではない。馬券は買わない。買うと当たらないから。)。そのまま離す離すで八馬身。空いた口がふさがらない、ではなくて、挙げた手がおろせない。NHKの七時のニュースでトップニュースでした。その昔、朝日新聞やNHKだとかは競馬を無視した。そんな時代、わたし、幼稚園で好きな絵を書けと言われて書いたのが、競馬で4コーナー回ったあたりの図。騎手のお尻が浮いてる様子を書いて、よく観察してると褒められました。


掃除はダメ(お婿にいけない)

2013-12-22 17:40:18 | インポート

どっちも「洗浄前」じゃんて?ちゃう。二枚目は洗浄後。これでもだいぶきれいになった。洗浄前は、通販の洗剤の「使用例」に使ってもらえるんじゃないか、と思うほど。セスキなんたらとかを「あさいち」でやってて、使えそうだからホームセンターで買ったけど、結局「マジックリン」の助けを借りた。これじゃ「技」を買った方がよかったかなー。猫がいるから、きついやつは避けたかったんだけど。掃除道具もそそられてよく買うんだけど(スチームクリーナーとスチームモップが両方あるとか)、うちではいまいち活躍してない。掃除はダメだ。だから婿には行けない。

まよぱんを見ててヴァルキューレを思い出した

2013-12-22 08:46:47 | インポート
録画してあった「まよぱん」を観る。お父さんの所に行く?と聞かれたこだま君。(お母さんも一緒にいくとばかり思って)「うん!」「大きい家に住めるんでしょ?」。私、ジークムント(ヴァルキューレ)を思い出した。決戦の前、ブリュンヒルデに、ヴァルハラに行こう、と言われて、「女がいるか?」(Grüßt mich in Walhall froh eine Frau?)とか言って鼻の下を伸ばしてる。ジークムントも男だなー、ジークリンデが怒るよ。そのジークリンデが来ない、と聞いて一転「行かない」。ところで、ちょっと前に戻って第1幕のエンディング。オケの後奏、(Gdur)ラーーー|ーソ(終)最後の「ソ」が「ジャン」なんだけど、なんで拍の頭じゃないんだろう。しかも、最後の「ラソ」にスラーが付いてる。楽譜見ないで聴くと、その前のラにフェルマータが付いてて、一拍目でジャン、のよう。実際、ムーティは、最後「えいやっ」と振ってる。ティーレマンの振り方は楽譜に忠実でした。

ジャンニ・スキッキとラウレッタ(子の親にしてこの子あり)

2013-12-21 23:49:18 | インポート
fBにフィレンツェのヴェッキオ橋の素晴らしい写真を載せた方がいらして。おおっ、これが父親(ジャンニ・スキッキ)を脅かしたラウレッタの歌に出てくる橋だ(脅迫内容=お願い聞いてくれないとヴェッキオ橋から身投げするーっ)。だいたい、死ぬーと騒ぐ人は死にません。ジャンニ・スキッキはペテン師。だから、親が親なら子も子。子は親の背を見て育つ。ところで、「ヴェッキオ」(vecchio)は、それこそドイツ語の「alt」。フィデリオでドン・ピッツァロがロッコに「Jetst,Alter」と呼びかけるのをどう訳すのがいいか?「じじー、今こそ」「今だ、おいぼれ」こんなあたりですかね。「今ですよ、お年寄り」はブーッ(横断歩道を渡らせるんじゃないんだから)。

イタリア語のパルシファル

2013-12-21 10:02:53 | インポート
エルフリーデ・トレチェルは1958年に早世した。その時代だからイタリア・オペラもドイツ語で歌ってる。逆もまたしかり。マリア・カラスはクンドリー(ヴァーグナーのパルシファル)をイタリア語で歌ってる(ヴァーグナーをドイツ語以外で歌うなんて、と目くじらをたてる向きがあるかも。けど、イタリア語、うまいこと無限旋律に乗っかってます。「Das weiß ich nicht」→「Io non lo so」って具合)。原語上演が当たり前になったのは20世紀後半だそうで。歌手は大変になりました。ドイツのソプラノはスザンナを歌うにもイタリア語とドイツ語両方覚えなければいけない。フェリシティ・ロットは、インテルメッツォ(R.シュトラウス)をグラインドボーンでは英語、ミュンヘンではドイツ語で歌ってました。なかには白旗を揚げる人も。その昔、東ドイツのオペラ団が日本に来たとき、フィガロを歌うはずの歌手がイタリア語を覚えられないといってキャンセルした。

とうとう嬉しい時がきた

2013-12-20 22:25:19 | インポート
え?何かいいことがあったの?じゃなくてっ。私がだーいすきなアリア(フィガロの結婚からスザンナのアリア)。今さっき、インターネットラジオ(ドイツ)を聴いてたら、「ソーーファミレミファーーミレドレ……」と始まった。このアリアのレチタティーヴォの出だし。ほんとにだーいすき(特にレチタティーヴォが。モーツァルトは、本編の部分を書き直してるけど、後世に残ったのは最初のやつ。書き直したやつは変に元気。でもレチタティーヴォは不変。このレチタティーヴォをルチア・ポップより情感込めて歌う人がいるのだろうか)。このレチタティーヴォの歌詞は、オリジナルは「Giunse alfin il momento」(イタリア語)。今ラジオで聴いたのは「Endlich da ist die Stunde」(ドイツ語版)。歌うはエルフリーデ・トレチェル。生誕100年なのだそうだ。

アルト=高い=年齢が高い=old

2013-12-20 07:34:43 | インポート
がぶりえり、ひともじかえりゃ、がぶりより(どすこい)。言ってみたかっただけ。では本題。アルトと言えば女声の下のパートですが、イタリア語の「alto」の意味は「高い」です。つまり、テナーより高い、ということ。こないだも記事にしましたが、長く引き延ばした定旋律(テナー)の「上に」他の声部が乗っかっていったんで。ところで、某Sさんは、ドイツ語の「alt」も同じ意味だと言う。Hä?「alt」は字はそっくりだけど、「old」の意味だからなー、ぴんとこないなー、とそこに電気が走る(ナショナルキッドか?)。年齢が「高い」ということなんですよ。だから「高い」で「old」なんだ。そういやー、「Altbier」(アルトビール)って「上」面発酵ビールだったなあ。altになって、いくぶん賢くなった私です。altが使われたオペラの歌詞を思い浮かべる。バラの騎士でマルシャリンが歳をとった自分を想像して悲嘆して「die alte Marschallin」(♭ミミ?ミファー♭ラド)。フィデリオで悪者ドン・ピッツァロがロッコに呼びかける「Jetzt,Alter」(ラー、ララー)。

連想、人それぞれ

2013-12-19 08:11:37 | インポート
ボイテル(Beutel)は「袋」の意味。普通の人は財布(Geldbeutel)を思い浮かべますが、私は、ワイン好きなもんだから、ボックスボイテル(Bocksbeutel)=フランケンヴァインのビン=ヤギのインノー(Bockは雄ヤギです。当たり前ですね、インノーだし。袋だからコーガンではない。ちなみに、玉袋筋太郎さんは、NHKには「玉ちゃん」で出てる。)。連想するものは人それぞれ。ガブリエリとくれば、私は複合唱ですが、金管奏者にとっては金管合奏曲。バラの騎士とくれば、私は女声の二重唱、三重唱ですが(これにクライバー&ウィーンフィルが加わると、オックスのワルツ)、金管奏者の関心事は冒頭のホルンだそうです(知り合いのラッパ吹きの話)。

フランケン・ヴァイン、梅ー(堀北真希かっ)

2013-12-18 23:17:05 | インポート

私、ドイツ・ヴァインだったらフランケン・ヴァイン(独特のボトル=ボックス・ボイテル)。辛口。こないだ発見した近所のワインショップで買ったブルゴーニュ(シャルドネ)が旨くてまた買いに行ったら、「フランケン、入りました?」。こないだ、ドイツワインだったらフランケンが好きだ、と言ったのを覚えててくれたんだ。で、おそるおそる「おいくら?」「えーっ?そんな安いのっ?」。Unglaublich! 1500円くらい。感動。で、完飲(馬鹿なワープロが姦淫と変換した)。うめー。また買う-。合わせた料理は鮭のムニエル。ムニエルは得意だもんね。

4チャンネルステレオでガブリエリを聴いた(つもり)

2013-12-18 09:59:12 | インポート
ちょっと前の記事で「esの方法を忘れた」と書いたのに対し、誰も「Was ist es?」とつっこんでくれないんで、自ら言う。お医者さんごっこどえーす。今日の名台詞(ちりとてちん)、①「あんさんの次の演目は天災だ」「へ?バカボンですか?」②(天から降ってきた災いが天災なら)天から授かった才能は天才。朝から笑って免疫アップ。さて。パレストリーナがローマあたりで活躍してた頃(織田信長がのしてきた頃)、ヴェネチアではガブリエリ(アンドレア&ジョヴァンニ)がサン・マルコ寺院で活躍。寺院の構造を活かし、合唱団を二つどころか三つ、四つに分けて歌わせた。私が子供の頃、4チャンネルステレオってぇのが一瞬世に出てすぐなくなった。あれがあれば、ガブリエリのサン・マルコ寺院での4重合唱を疑似体験できた!?(六畳間でんなわけないだろー、って人に言われる前に自分でつっこむ)