拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

とうとう嬉しい時がきた

2013-12-20 22:25:19 | インポート
え?何かいいことがあったの?じゃなくてっ。私がだーいすきなアリア(フィガロの結婚からスザンナのアリア)。今さっき、インターネットラジオ(ドイツ)を聴いてたら、「ソーーファミレミファーーミレドレ……」と始まった。このアリアのレチタティーヴォの出だし。ほんとにだーいすき(特にレチタティーヴォが。モーツァルトは、本編の部分を書き直してるけど、後世に残ったのは最初のやつ。書き直したやつは変に元気。でもレチタティーヴォは不変。このレチタティーヴォをルチア・ポップより情感込めて歌う人がいるのだろうか)。このレチタティーヴォの歌詞は、オリジナルは「Giunse alfin il momento」(イタリア語)。今ラジオで聴いたのは「Endlich da ist die Stunde」(ドイツ語版)。歌うはエルフリーデ・トレチェル。生誕100年なのだそうだ。

アルト=高い=年齢が高い=old

2013-12-20 07:34:43 | インポート
がぶりえり、ひともじかえりゃ、がぶりより(どすこい)。言ってみたかっただけ。では本題。アルトと言えば女声の下のパートですが、イタリア語の「alto」の意味は「高い」です。つまり、テナーより高い、ということ。こないだも記事にしましたが、長く引き延ばした定旋律(テナー)の「上に」他の声部が乗っかっていったんで。ところで、某Sさんは、ドイツ語の「alt」も同じ意味だと言う。Hä?「alt」は字はそっくりだけど、「old」の意味だからなー、ぴんとこないなー、とそこに電気が走る(ナショナルキッドか?)。年齢が「高い」ということなんですよ。だから「高い」で「old」なんだ。そういやー、「Altbier」(アルトビール)って「上」面発酵ビールだったなあ。altになって、いくぶん賢くなった私です。altが使われたオペラの歌詞を思い浮かべる。バラの騎士でマルシャリンが歳をとった自分を想像して悲嘆して「die alte Marschallin」(♭ミミ?ミファー♭ラド)。フィデリオで悪者ドン・ピッツァロがロッコに呼びかける「Jetzt,Alter」(ラー、ララー)。