拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

あまちゃん総集編~鈴鹿ひろみかベルリン・フィルか

2013-12-30 23:04:55 | インポート
一日があまちゃんの総集編でつぶれる。まったくもーと思いながら最後、気がついたら大いに落涙。しかし(ma。アレグロ・マ・ノン・トロッポの「マ」と同じ。だから、「マノン・トロッポ」じゃなくて、「マー、ノントロッポ」と言うべきか)、私が大好きな、映画「潮騒」でアキの笑顔が朝日に輝くシーンはなし(この手の不満は総集編にいつもつきまとう)。話は変わって。一昨日の感動をもう一度で、昨日、奥高尾への行き帰り、iPadでカラヤンの第九を聴く(1962年の録音)。おお(いずみこん)!いい!この演奏、子供の頃レコードで聴いた(私が買った第九の二つ目)。天下にその名がとどろくカラヤン&ベルリン・フィルだからどんなにすごい演奏か、と思ったら音は浅いし、ホルンのソロは下手を装ってたときの鈴鹿ひろみみたいだし、がっかりした思い出がある。と、ところが、iPadでイヤフォーンで聴いたら、それはそれは素晴らしい音。再生装置が悪かったか(ターンテーブルの回転むらか)。実は上手かった鈴鹿ひろみを聴いた感じ。で、今日は、1977年のカラヤン&ベルリン・フィルの第九のライブの映像を視聴。これは貴重。カラヤンとしては珍しいホントのライブ(だからコロが間違ってるのがそのまま)。ヴァイオリンの後ろの方に安永さん(後のコンマス)がいるし、ヴィオラには髪の毛が黒々の土屋さんもいる。オーボエはコッホが吹いてる。

木管楽器奏者は大鵬みたい(コンチェルト様式復活)

2013-12-30 10:20:21 | インポート
それにしても、オケの管楽器奏者は偉い!一人又は二人で何十人もいる弦楽器に対抗してますから。大鵬が一人で巨人と卵焼きに対抗してたごとし(王さんの弔辞)。あらためて思ったんだけど、ベートーヴェンの交響曲、弦楽器群と木管楽器群が掛け合いをしてる。オケの中でコンチェルトをやってる感じ。バロック期のコンチェルト様式みたい。バロック期は総奏とソロ楽器「群」とのコンチェルトとかがありましたが、古典派になってホモフォニーのオケになって、コンチェルトと言えば、オケとソロ楽器(単)という構図になった。それが、ベートーヴェンの時代になって管楽器が充実してきて一大勢力になって(「群」になって)、弦楽器群との協奏が復活した……ってな感じかな。

クライバーの第九(想像)

2013-12-30 08:34:54 | インポート
C.クライバーの第九、音源が存在するかは不明ですので想像ですが、第三楽章の後半部分、第一ヴァイオリンのひらひらより木管の定旋律を強調するんじゃないだろうか。第5番(運命。これは音源がある。)の第二楽章の前半部分(主題の第二変奏。第九の件の部分と同様、木管の定旋律+第一ヴァイオリンのカンタービレ)をそう演奏してるから。おとといの第九、後ろの席の右側のお客さん「トイレ行こうかな、休憩に行こう!」(あ、あのー、第九一曲の中に休憩はないと思うけど……)。後ろの席の左側にはドイツ人がいて、第四楽章を一緒に歌ってました。