拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

「アウトレイジ」はたまた「忠臣蔵」(サングラスの親方)

2017-11-30 22:16:21 | 日記
今渦中にあるT親方はほんとに親方というよりジャパニーズ・マフィアの親分のようだ。サングラスとマフラーの他にも理事会に行くとき乗ってた黒塗りの車。理事会では椅子に深々と腰をおろし……というのはマスコミの表現。要はふんぞり返ってて偉そう。北野武監督の「アウトレイジ」に出てくるどのこわもてよりもおっかない。対面に座した八角理事長が背筋をピンと伸ばしてるのとは対照的だった(八角理事長は、横綱北勝海になる前は保志だった。日馬富士は安馬だった。ついでに、貴乃花は貴花田だった)。「道」を説く人にはふんぞり返ってほしくない。今回の騒動、なんだか忠臣蔵に見えてきた。殿中で刃傷に及んで(二次会で暴力をふるって)切腹させられた浅野内匠頭(引退させられた日馬富士)。対する吉良上野介(貴の岩と貴乃花)はすっかり悪役になって大石内蔵助の仕返しの対象となる(白鵬の仕返しの対象となって貴乃花の元では巡業に行きたくない、と言わせる)。思い起こしてみるに、マフィアの親分じゃなかった親方は昔から説明をしない人だった。大昔、某女優さんとの婚約を破棄した際も、日本中を騒がした兄弟げんかの際も、理由らしい理由を言わない人だった(婚約破棄の際、一人で記者会見に応じた女優さんのことを仲人に決まっていた野球の王さんが○○ちゃんは健気だったねと評していたのを思い出す)。でも、態度には出る人で、お兄ちゃんのこと大嫌いってそぶりがあからさまだった。今でも、モンゴル人横綱が稽古の土俵に上がるとさっと立って帰ってしまうそうだ(と、相撲記者の横野レイ子さんが言っていた)。やはり、人間口(くち)があるんだから説明しなきゃ。以前、「新婚さんいらっしゃい」に出てきた10代の新婦(妊娠検査薬が陽性になったとき「ビンゴ」と言ったという、いかにも軽薄って感じのヤンママ)が、亭主との間に問題がおきると「まず話し合いだよね」と言ったのには敬服した。