拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

エルコンドルパサー(コンドルは飛んでいく)

2017-11-27 19:27:41 | 言葉
昨日開催されたジャパン・カップで過去優勝した馬に「エルコンドルパサー」がいる。スペイン語の知識は1ミリもないが、1ミリくらいはあるイタリア語の知識を動員すると、これ、「theコンドル・パサー」だよな。「パサー」はパスと似ているから「過ぎ去る」だろう。すると、この馬は「コンドルは飛んでいく」か?はたしてそうであった。以上は、スペイン語をご存じの方なら、「Das ist ein Garten」=「これは庭です」で感心するくらいの「馬鹿丸出し」に見えるであろう。「丸出し」でもめげないところが私のいい所(大昔、「丸出ダメ夫」という主人公が登場する子供番組があった)。ところで、「el」(the)が付いているということは、飛んでいくコンドルは特定のコンドルなのだろうか?それとも「コンドルという鳥」といった感じの種類を表す定冠詞なのだろうか?馬がなぜコンドルなのだという疑問は言うまい。そんなこと言ったら「ジェンティルドンナ」は馬なのになぜ人(貴婦人)なんだ?ということになる。昨日勝った馬についてはそうした疑義はない。「シュヴァルグラン」はフランス語で「偉大の馬」。大本命視されていたキタサンブラックは連覇を逃したし、年上のおとこ馬に挑戦した3歳牝馬のソウルスターリングは7着に敗れた。あらためて、ジェンティルドンナのすごさを実感。3歳牝馬でありながらこのレースに勝ち、翌年連覇したもんね。