拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

2017-11-18 08:57:48 | 音楽

町で見かけた蝶。私、虫好きと言っておきながら知ってる蝶はモンシロチョウとアゲハチョウくらい。日本の国蝶はオオムラサキだそうだが、その幼虫には立派な角があってかなり見応えのあるものだということを最近知った。で、この蝶はなんという蝶だ?そういえば、子供の頃買ってもらった昆虫図鑑があった(発刊=昭和33年)。その中のイラスト図と見比べてみると、ヒメアカタテハとやらに似ている。因みにその図鑑、引越をした母の荷物の中にあって、捨てられそうだったやつを救出したやつだ。当時は私が昆虫図鑑で妹が花の図鑑という男女に対する親のステレオタイプな区別の仕方が面白くなかったが、その図鑑が60年近い歳月を経て役に立ってある種の感慨。アゲハチョウはなんで知ってたかというと、うちにミカンの木があって、それがクロアゲハの幼虫のご馳走になっていたから。父は、ミカンの実がつかないのはこいつらのせいだとばかり、見つけるなりそれはそれは残酷な殺戮を行っていた。私は、父の怒りから幼虫を守ろうと、先に見つけると飼育箱に移して育てていた。そういえば、グリム童話で魔女の怒りから子供を救うため森にかくまうという話があった。かくまわれた子供は立派なプリンセスに成長する。私の飼育箱の幼虫も立派な成虫になった。