暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

「春のクロスロード茶会」薄茶席のリハーサル

2019年04月08日 | 暁庵の裏千家茶道教室

  前の公園にある「私のさくら」が満開になりました(4月6日撮影)


4月13日(土)に横浜三溪園で「春のクロスロード」茶会を開催します。
春草廬(濃茶席)と蓮華院(薄茶席)の二席ですが、どちらも暁庵お気に入りの茶席です。
お客さまと茶会スタッフを合わせて総勢50人、ブログからも15名様が応募して下さり、感謝しております。

今日は茶会のために稽古に励んでいるフタッフのあれこれを書いておきたいと思います。

仕事をしながら茶の湯の稽古をしている方が多いので祭日を選び、3月21日(木・祭)に薄茶席のスタッフが集まりました。
皆で顔を合わせ、当日の打ち合わせやリハーサルをするためです。
暁庵と入門したばかりのSYさんが客になり、受付やクロークで担当のTさんとHさんに荷物を預け、茶室へ入りました。

最初の点前はKTさん、席主はN氏です。
席主挨拶のあと、干菓子が運ばれ、点前が始まりました。
KTさんのお点前が粛々と進む中、時々ストップがかかり、水屋方との打ち合わせが入ります。
半東が2碗目の茶碗を出すタイミング、水屋から3碗目の茶碗を点てて持ち出すタイミングなどを話し合いました。



  散歩道のさくら・・・畑の中に突如素晴らしい桜並木が現われます
  (4月7日に撮影、花見客は二人だけです)

続いてKさんとUさんにお点前とお運びの稽古をして頂きました。
6畳の広間ですが、狭いので中に入るお運びは一人だけとか、リハーサルをしてみて変更することも多かったです。

通常の茶会ではお点前さんが2服を点ててすぐに仕舞い付けをしますが、今回は小寄せの茶会なので3服まで点ててはどうかしら?と議論になりました。
まだ末客が薄茶を頂いていないうちにお仕舞にすることが多いのですが、そこまで急いで仕舞い付けにすることもないのでは?と思ったのです。
少人数の良さで薄茶も道具拝見も時間の許す限りゆっくり(?)して賞味して頂ければ・・・と。

薄茶席席主のN氏とFさんが当日と同じ茶道具を準備してくださったので、稽古をすることで馴染みながら覚えて頂きました。
特に茶碗は7名のお客さまに合わせて7椀が出るので覚えるのが大変かも・・・・・・・・



最後に薄茶席の席主N氏から次のような質問が・・・・
「先生、クロスロードってどういう意味ですか?」
咄嗟に「クロスロードは交差点という意味です」と答えましたが、いえいえそうではございません・・・。
ブログの名前を「暁庵の茶事クロスロード」としたのは、暁庵の茶事がお客さまと暁庵、さらにお客さま同士の御出会いの場になれば・・・と願ってのことでした。
「クロスロード茶会」が新たなご縁、再会のご縁、お客さま同士のご縁、スタッフ同士のご縁が結ばれる素敵な場になれば・・・と心から願っています。

茶会まであと6日となりました。
当日晴れることを仏前で祈りながら日々を過ごしています。


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