暁庵の茶事クロスロード

茶事が好きです。茶事の持つ無限の可能性に魅了されて楽しんでいます。2015年2月に京都から終の棲家の横浜へ戻りました。

初稽古  台子初炭手前

2011年01月06日 | 稽古忘備録
我が家の初稽古は5日でした。
といっても私一人の自主稽古です。
夏期講習会は終わってしまいましたが、今年も自主稽古に励もうと思っています。

6日の初釜で台子初炭手前をさせて頂くので
正月休みで鈍った体を少しでも動かしておかねば・・・なのです。
一人で稽古してみると何処が曖昧なのか、よくわかります。

疑問に思っている箇所をじっくり考えながら、動作の流れ、
直したい所作を確認できますので、自主稽古はとても大事です。

・・・それに家族や家事から解放されて、お茶に集中する時間は、
自分が自分であるための時間であり、良くも悪くも自分に向き合う瞬間です。

「あなたは今何をやっているの?」
「あなたは今何をしたいの?」
「あなたが今やっていることはそれでいいの?」

いろいろあっても・・・最後には
「今やっていることは大正解!」と納得することにしています。

                

さて、台子の初炭手前ですが、
火箸の出し入れのタイミングが曖昧でした。

羽根と香合は天板に入の字に荘っておきます。
炭斗、灰器を運び出してから台子正面にまわり、
右手で羽根をとり台子前に真横に置き、香合を右手でとり、
左手に持たせ、右手で羽根を持ち、入の字のようにして(自然な感じで)
炉正面にまわります。

羽根を炉縁の右横に、香合を炭斗正面の縁内に香置きます。
台子正面へまわり、手を軽くついて火箸を取り、建水左側を回って
体正面で横にして左手に持ちかえ炉正面にまわり、
右手で火箸を上から持ち、羽根の右横へ置きます。
・・(中略)・・・

釜の蓋をア掃きをしてから羽根を炭斗上に置きます。
炭斗中の火箸を右手でとり、左手に持たせ、右手で羽根をとり、
火箸の表を二回、返して裏を一回羽根で清めます。
ポイントの一つなので、気持ちを込めて丁寧に清めました。

次に、羽根を炭斗上へ置き、火箸を右手で扱って左手に持たせ、
台子正面にまわり、手をついて杓立に戻します。
炉正面で帛紗を捌き、釜の蓋を切って、帛紗を腰につけ、
灰器、炭斗を引き、襖を閉めます。

青磁の亀香合を使いましたが、
初釜の香合は○○○○なので、椿の葉を六角に切って煉香を乗せます。
香を焚き、蓋をする前に炭斗へ椿の葉を落とすのですが
この所作を忘れたり、さりげなくできなかったりで、苦労しています。

これから初釜の準備で出かけますので、稽古はこれにて終了です。
初釜の○○○○香合をお楽しみに・・・。