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マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

富士登山の魅力・・・『世界一美しい独立峰』 そして 『主イエス・キリストを身にまといなさい。』・・・『聖アウグスチヌス司教教会博士』

2019-08-28 05:00:00 | 登山・ハイキング

8月28日。水曜日。秋雨。

5日前の富士山登頂がよみがえる。

   
   やっとたどりついた・・・   『八合目』

 
            『3,100m』

           風の吹きぬける場所。
   強風が吹き、転倒しそうになるほどで、両足とストックで踏ん張ります。


 
 左側眼下には・・・   『八ヶ岳』
 

      
   雨と霧の晴れる時が一瞬ある。 
そんな時に、雲の下に景色が広がる。


  右側の雲の下には・・・   『山中湖』 
 

        なぜ? これだけ多くの人が、富士登山をするのだろうか?

      私の場合は、
  長年の日本人の登山愛好家として、日本の最高峰に自分の足跡を残したかった。
                       ・・・ということであろうか。

      
  いやいや。

     カナダやスイスの超高山の山々に登った時には感じなかった、
       特別な気持ちが、今回の富士山登山では感じられる。
    
     いままで約60年間、山に登ってきた日本人登山愛好家として、
                             日本の最高峰に登ったということで、
      ”やるべきことを成し終えた!” という安堵感であろう。
  
 安心感ともいえる満足感と充実感 そして 私が登頂した山々への感謝の気持 が、
           心から湧き上がってくる。


そんな気持ちの中。

    到着・・・      『本八合目』
    
            『3,400m』

     ここから上は神域です。 神様の領域です。
 
     『御来光館』を最後に、
  神の領域・3400m以上には、山小屋はなくなります。

路面は砂礫で、傾斜も更に急になり、歩を進めるのもいよいよ厳しくなります。

     
    『本八合目の鳥居の二本の柱に挟み込まれた硬貨』

     『トレドの泉』に投げるコインのように・・・
     ”再び来れますように!” と願ってだろうか?
   私は、”すべてに感謝します!” と、はさみました。


    登山は単独行動のようでいて、実はそうではない。
 私は、どの山登りの際も、先人たちの登山資料を集めて、シュミレーションをする。
 山は、頂上への一方通行ではなく、登ったら、必ず降りなくてはならない。
    『途中棄権』ができないリスク、を伴う『真剣勝負』である。

      
     
『本八合目』からは、
      『頂上・3775,6m』 まで、200mと少し。

   
      急な登りで、足元に注意しながら登る。
 頂上はもうすぐなので、呼吸を整えながら、ゆっくりと進む。

    
        『胸突八丁』の九坂を上り、
      『久住氏神社』 の鳥居をくぐれば、
 

         ついに吉田口山頂でした。
           『3775,6m』


 

  私たち『櫻会』メンバーは、大雨&1m先の見えない霧の中の登頂でした。


    大ベテランの山岳リーダーに尋ねました。
     『富士山登山の一番の魅力は何ですか?』

お答は・・・
       『独立峰の姿の美しさです。

     世界の山々でも3700m級の独立峰は少なく、
  
          正に世界遺産の美しさです。』    
即答でした。

 

        私にとっての、『富士山登山の一番の魅力』は、
   日本一厳しい、それでいて あくまで誠実な、自然の中に身を置くことでした。

 

そして。

今日は8月28日。年間第二十一水曜日。

    『聖アウグスチヌス司教教会博士 記念日
  
             フィリップ・ド・シャンパーニュ作品。  

     
     古代キリスト教の神学者、哲学者、説教者。
    ラテン教父とよばれる一群の神学者たちの一人。

  キリスト教がローマ帝国によって公認され国教とされた時期を中心に活躍し、
    正統信仰の確立に貢献した教父であり、
  古代キリスト教世界のラテン語圏において多大な影響力をもった理論家である。


354年。 キリスト教徒の母モニカ(聖人) と 異教徒の父パトリキウスの子として、
      
      『聖モニカと聖アウグスティヌス』  アリ・シェフェール作品


        北アフリカのタガステ(現在のアルジェリア)まれる。

         若い頃から弁論術の勉強を始める。

370年。16歳から。 タガステの富裕な市民ロマニアヌスの伝で、西方第2の都市カルタゴにて学ぶ。
371年。17歳。 父パトリキウスが、死の直前に受洗した。

       
     若い時に放蕩生活を送り、マニ教に入ったが、後にマニ教と距離をおくようになる。

383年。32歳。 当時ローマ帝国の首都であったイタリアのローマに行く。
384年。33歳。 イタリア・ミラノで、弁論術の教師を始める。
387年。33歳。 後に、ミラノの司教アンブロジウスおよび母モニカの影響によって、回心して、
        カトリック信仰を受け入れ、息子アデオダトゥスとともに、
           アンプロジオ司教から洗礼を受ける。

387年。33歳。 母モニカが没後、アフリカに帰り、息子や仲間と共に一種の修道院生活を送る。
   
       この時に彼が定めた規則はアウグスティヌスの戒則』と言われ、
           キリスト教修道会規則の一つとなった。

 

391年。37歳。 北アフリカの都市ヒッポの教会の司祭に就任。
396年。42歳。 司教に選出された。

   以後34年間。

  模範的司牧者として説教と多くの著作によって教区民を教え導き、
  当時の異教徒によるキリスト教への非難に対しては勇敢に争い、
  深遠な学識をもってキリスト教を解説した。

430年。76歳。 死去。
                     『毎日の読書』より。

     
  アウグスティヌスの母モニカは、
  異教徒の夫 と 放蕩息子の回心のために祈る半生が続いた。
  そして。
  この祈りが届いたのか、届いて、
  夫は、死の前年に、回心してキリスト教徒となった。
  夫の死後、息子を追ってイタリアに渡っていたモニカは、ミラノ司教アンブロジウスの知己となり、
  ここで、アウグスティヌスは、アンブロジウスから洗礼を受けた。33歳でキリスト者となった。

 

  『イエスは女に、
 あなたの信仰あなた救った。安心して行きなさいと言われた。』
               
ルカ福音書 7章50節

 

そして。

『今日の入祭唱』

     『神の民の集いで彼は口を開いた。
 神は知恵と理解の霊で彼を満たし、永遠の名声を与えられた。』
                       シラ書 15章5節

 


そして。

      『今日の第一朗読 使徒パウロの言葉
 
 『執筆中のパウロ』

    『兄弟たち、わたしたちの労苦と骨折りを覚えているでしょう。
       わたしたちは、だれにも負担をかけまいとして、
    夜も昼も働きながら、神の福音をあなたがたに宣べ伝えたのでした。


      わたしたちは、父親がその子供に対するように、
        あなたがた一人一人に呼びかけて、
   神の御心にそって歩むように励まし、慰め、強く勧めたのでした。
 御自身の国と栄光にあずからせようと、神はあなたがたを招いておられます。


    
このようなわけで、わたしたちは絶えず神に感謝しています。

      なぜなら、わたしたちから神の言葉を聞いたとき、
  あなたがたは、それを人の言葉としてではなく、神の言葉として受け入れたからです。
事実、それは神の言葉であり、また、信じているあなたがたの中に現に働いているものです。』   
                テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 2章9-13節

 

      アウグスティヌスは、
 受洗の一年前の386年。
   ミラノの自宅で、隣家の子どもから、『lTolle, lege(とって読め)』という声を聞き、
      近くにあった聖書の中の、
 使徒パウロの書簡:『ローマの信徒への手紙』の13章14節、
『主イエス・キリストを身にまといなさい。肉欲をみたすことに心を向けてはならない。』
      を、とって読んで、回心したといわれています。

         
        聖アウグスティヌスも、聖パウロも、

      神と出会い、 そして 神から回心の恵みを頂き、
   勇気をもって『神の御言葉』を語る人となっていきました。


  私たちも、
    聖アウグスティヌス や 聖パウロの勧めに従い、
    聖モニカの祈りに倣い、

 『神の御言葉』で日々神と出会いながら、『救いの言葉』を語ってまいりましょう!
       

 

最後に。

 
『今日の集会祈願』

      『全能永遠の神よ、
    聖アウグスティヌスの精神を現代の教会によみがえらせてください。
英知の泉、愛の源を求めるわたしたちが、あなたのうちに憩いを見出すことができますように。』

 

皆様!
御訪問に感謝申し上げます。
私たちの言動が、お人に『真実』を知って頂くため、『神の道具』となれますように。 お元気で! 


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