goo blog サービス終了のお知らせ 

マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

潜在意識と先入観。  そして  『この人は、大工ではないか。』

2016-02-03 23:04:04 | 日々のこと。 世界のこと。

     『パリの凱旋門とシャンゼリゼ大通り』                     世界遺産
 
                                           我が家の居間にかかる絵。

        皆さん!質問です。
              
世界中で一番好きな外国の町はどこですか?』

       答えはとても難しいですよね? 決め難いですよね。
       
      私は、『どうしても選ばなければならないなら、パリです。』と答えることでしょう
   
私の『答に迷いがないのは・・・きっと私にインプットされた潜在意識』のためと思います。

   潜在意識とは。
   自覚されることなく,行動や考え方に影響を与える意識。心の奥深い層にひそんだ意識。

                                                       広辞苑より。

私の父は・・・
普通のサラリーマンの技術屋(設計士)でしたが、勤める会社の仕事上、あちこちの海外出張の多い仕事に従事していました。
ほとんどが短期出張で、各国でホテル住まいでした。
ところが、中東の国への拠点地であったパリだけは長い滞在が多く、アパートを借りていたようです。

   父は、一人滞在するパリの休日では、あちこちの散歩を楽しみにしていたようです。

        父が、パリの散歩で集めた『絵画』
 
 
         『パリのパン屋』                  『フォンテーヌブローの森』

 娘時代から・・・家には『パリの絵画』がいくつかあり、いつも眺めていました。
 そして
 結婚後も…・我が家には、実家からもらった『パリの絵画』が5点あり、いつも眺めています。

               いつも部屋に飾られた絵による潜在意識で、殺人を犯す推理小説を読んだことがあります。

  推理小説と
同様に・・・
  いつも『パリ』を眺めていた私は、パリと大好きな父が重なり『パリが好き!』『潜在意識』が、
                         私の中に、知らぬうちに、インプットされているのでしょう。

  さて。
  私は、フランス人のミレーの絵が好きで、数点の『模写』を手に入れ、いつも眺めています。

              『夕暮れに羊を連れ帰る羊飼い』
 

いつも部屋に飾ってある『ミレ―』を、親と一緒に住んでいた頃の子供達は、意識していたでしょうか?
ミレーの意図する思いが、子供達の『潜在意識』となっているでしょうか? そうあってほしいと願う母心です。

  
       『落ち穂拾い、夏』                『冬、凍えたキューピット』

  家の中は、母親の好みでしつらえますよね。
  母親の好みが、子供達の『潜在意識』となることを思うと・・・母親の好みは大事なことですね。

そして。
今日は2月3日。年間第四水曜日。
   『今日の福音 イエスとイエスの故郷の人々の言葉』
                      
やはり・・・潜在意識というか、長年の先入感が、人の判断基準となります。

『イエスは故郷にお帰りになったが、弟子たちも従った。
安息日になったので、イエスは会堂で教え始められた。
多くの人々はそれを聞いて、驚いて言った。

「この人は、このようなことをどこから得たのだろう。
この人が授かった知恵と、その手で行われるこのような奇跡はいったい何か。
この人は、大工ではないか。
マリアの息子で、ヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンの兄弟ではないか。
姉妹たちは、ここで我々と一緒に住んでいるではないか。」
このように、人々はイエスにつまずいた。

イエスは、
「預言者が敬われないのは、自分の故郷、親戚や家族の間だけである。」と言われた。
故郷では、
ごくわずかの病人に手を置いていやされただけで、そのほかは何も奇跡を行なうことがおできにならなかった。
そして、人々の不信仰に驚かれた。
』   マルコ福音書 6章1~6節

やはりね~!

イエスの故郷の人々は・・・
『イエスは、父親の仕事を継いで、大工ではないか。』 との『潜在意識』『先入観』を離れることはできません。

◎母親と一緒に、最近まで、私達親戚の者と一緒に住んでいた大工ではないか!
◎特別な勉強もしていないのに、あの大工が、どこから難しい話しをする知恵を授かったのか?
◎どうして、あの大工が、特別な力を持っているのか?
                   ・・・と。 自分たちの先入感でしか、イエスを判断できませんでした。

  それにしても・・・
  人の『潜在意識』は恐ろしい面もあるものです。 人の『先入観』は、周りは刻々変わるので、あてにならないものです。

イエスの故郷の人々にとって・・・
『イエスは神の独り子』であるなんて事実は、ひっくりかえって驚くほどに、信じるのは難しいかったのでしょう。
『神の力を見せるために行なうイエスの奇跡』は、イエスを敬うことのない故郷では、行うことが出来ませんでした。

  それにしても・・・
  『潜在意識』が、物事を判断する時に、良いように働いてほしいものですね。
  『先入観』は、一緒に過ごす人たちと平和になるために、使いたいものですね。

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
潜在意識や先入観が良からぬ方向のことを考える時は、ちょいと深呼吸して、考え直すことに致しましょう!