鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

旧統一教会との関係にあくまでもシラを切る山際議員に神の鉄槌が下された、ということだ

2022-10-28 | Weblog

 今週になって、旧統一教会との関係でかねて国会で追及を受けてきた山際大志郎経済再生担当大臣が3年前に名古屋で開かれた会合で、韓鶴子総裁と並んで写真に写っているのが暴露され、岸田首相に諭されるような形で、「国会審議にこれ以上迷惑をかけられない」との名目で辞任した。山際議員は神奈川18区選出の衆院議員で、地元民としては恥ずかしい限りの不面目な代議士で、だれしも早く辞めてもらいたいものだと思ってきた議員で、やっと胸のつかえがとれた感じがした。

 で、最近近所に住むAさんと話したところ、Aさんは毎朝近くをジョギングしていて、曜日ごとにコースを変えているが、確か金曜日のコースでは山際議員のポスターが道際に10カ所くらい貼り出してあり、旧統一教会の問題が明らかになって以来、ずっと気になって、なんとかポスターの貼り出しを阻止し、代議士本人に地元民がどういった考えを抱いているののか、示したいものだ、と思っていた。そして、最初は手持ちのボールペンでバツ印をつけていたが、目立たないので、黒のマジックにし、つい最近は赤のマジックでバッ‥テンをつけてみた、という。

 そうしたら、その効果があったのか、今週始めの朝日新聞に山際大臣の地元で「軒先に貼ってある大臣のポスターをはがしてほしい」との声が大臣の事務所に寄せられた、と書かれてあった。大臣の地元で居直り、瀬戸際大臣に対する明らかな反発の声が届けられたわけで、これが本人の耳にも届けば、相当なボデーブローになるのは間違いないところだろう、とAさんは思った、という。これが本人の大臣辞任につながった、というわけで、Aさんのねらい通りに事が進んだ、と見ることもできる。

 Aさんはどちらかといえば、現政権に批判的な正義感の持ち主で、自民党の為す施策にはかねてから批判的な意見を語っていた。とりわけ、安倍元首相の事件以来、自民党と旧統一教会の関係がズブズブなことに怒りをあらわにしていた。それが地元選出の代議士にも及んでいるのが明らかとなって、その怒りをぶつけたのだろう。考えようによっては器物破損ということで、軽犯罪にでも問われかねない事象ではあるが、だれかわからない第三者が行ったこととして、目をつぶってもらうしかないだろう。

 ここは鉄面皮に旧統一教会との関係を隠し通してきた山際議員にそれだけのことをされてもやむを得ない側面があった、というしかないだろう。あくまでもシラを切り通す山際議員に神の鉄槌が下された、ということであるまいか。正直にいえば、Aさんに拍手を送りたい心境である。もっとも、自民党を旧統一教会の関係にメスを入れて、多くの被害者に国として救いの手を差し伸べることが最終的な解決の道であることを忘れてはならないことは言うまでもない。そして、自民党と旧統一教会の関係についても国民の前に真相を明らかにしてもらいたいものである。でないと信者2世の小川さゆりさんはじめ多くの人が浮かばれないこととなってしまう。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする