WALKER’S 

歩く男の日日

18日目 (3) 宇和島駅

2008-07-19 | 08年四国の旅
 トンネルは1.7km、しかし旧国道は1.6km長く140mくらい登らねばならない。ぼくの足で20分以上余分にかかることになる。でも新しくできた登り道は距離はかなり短くなっているように思われる。今回は急なことで登る気にもなれなかったけれど、次回は登っておかねばならない。トンネルの中も歩きの調子はよくない、どんどん歩けている感じがなく、足が引きずられている感じです。トンネルを出てしばらく行ったところに休憩所があったので、足が止まる。水道はあったけれど水は出ない。宇和島までは14km以上あるから一度は休憩を入れなければならないけれど、2回目3回目は休みを入れなかった。3回目の時は休みもとらずどうしてあんなに速く歩けたのかいまだに分からない。
 休憩所は新しいトンネルを掘っている道路公団がPRのために作ったもののようだ。16分の休憩で出発すると、比較的体調はよくなっていた。かなり普通に歩けてきた。宇和島へ向かう国道は歩道が狭く車の通りも激しいので苦手な道、何度も歩いているのにいつも長く感じる道だ。市街に入っていくと時間を気にして無理に速く歩こうとしたせいか、やや足に痛みを感じてくる、濡れっぱなしにして柔らかくなった皮膚がここにきて悲鳴を上げ始めた。でも今日歩く距離はあと4kmほどだから大したことにはならないだろう。
 別格6番札所龍光院は宇和島駅のすぐそばにある。とても普通には歩けなかったけれど、昨年よりは1分早く到着した。ただし、一番早かった3年前よりは4分の遅れ。3年前は時速6.7km以上で歩いていたことになる、記録ミスをしたのではと今でも思っているくらい。時刻は2時、宿はここから2.4kmの所にあるので十分だと思ったけど、このお寺は小高い丘の上にある、石段を登って、お参りと納経を済ませて下まで下りてくるのに30分かかってしまう。宿の予約を入れるために石段の横にあったボックスに入ると、また故障だ。仕方なく駅前のボックスですることにする。3日後、4日後の宿はつつがなく予約完了、4日後は松山市駅前のカプセルホテルです。生まれて初めてカプセルホテルに泊まる。駅の近くのコンビニで夕食を仕入れ宿へ向かう。
 金龍荘は初めての投宿、ぼくの持っている情報では素泊まり3150円だったけれど素泊まり3500円の看板が見える。そして実際に払ったのは3600円だった。それでも十分な安さだけれど。建物はかなり古い感じ、ぼくの部屋は12畳で広すぎるくらい、隣の部屋とのしきりはアコーディオンカーテンのようなもの、大広間を仕切って部屋にしたという感じ。客はぼく一人でひっそり閑としている。よく冷えた麦茶が2リットルのペットボトルででんと運ばれてきたのが、先ずありがたかった。一気に3分の1くらいを飲み干す、思った以上に渇いていたようだ。すぐに風呂の用意ができる、洗濯物を持ってくるように言われたのでお願いする。風呂からあがるとすでに洗濯物は部屋の中に干してあった。

 18日目の歩行距離 41.0km
        歩行時間 6時間23分
        平均時速 6.42km
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