伊予北条駅までまほろばのご主人が車で送ってくれました。奥さんも別の車で同行、駅の前まで二人してお見送り、本当に良い遍路宿というのはこういうものかもしれないと改めて思ったりします。土佐市の喜久屋旅館の女将さんのお見送りはいまだ忘れられない。大岐の浜もそうだしときわ旅館も青空屋も象頭の里ことひらも。
7時12分発の電車で25分に菊間駅に戻ってきました。駅を出て左へ(西へ)進む。
駅から200mで踏切を渡ります。この道は県道197号、ここから県道で内陸に入っていきます、この最初の部分はへんろ地図62-1に載っています。
駅から1km、県道といっても歩道のない1車線。
駅から2km2車線になって歩道もある。
8時13分、駅から4.5km。向こうに見えるガードレール、左へ上がって右へ折れる、
さらに600m進んだところ、昔の峠越えの山道という雰囲気、
さらに500m進むと今治市から松山市に入る、昔は菊間町から北条市に入る、だったろう。
100mも進まないうちにまた今治市に入る。市境を県道がうねうねしてるようだ。
さらに3km進んだところ、駅から8.5km、8時58分。左折して県道を離れ川を渡る。川を渡れば次の札所がある立岩という集落がある。
左折して川を渡ったところ、
川を渡って150mで左に入る、
左折したところ、矢印も何もないけれど、自作の地図があるから問題ない。
ちょっと左に寄れるところも地図に書いてある。
右にクランクすればあとはまっすぐ進むだけ、
直進は200mほど、
新四国だけどへんろ道しるべ、
山門が見えました。
9時06分、新四国43番蓮生寺に到着です。菊間駅から9.1kmを97分かかりました。
本堂、本尊は十一面観世音菩薩。
2020年11月7日 参拝
納経所でお菓子のお接待いただきました。奥さんは新四国を4回も巡ったそうです、もちろん車ですが。車で来る人はナビでくるからさっきの峠の細いグネグネ道で間違ったと思って引き返す人もいるのだとか。ナビはどうしても近道を表示するから。
蓮生寺からは県道17号で北条に戻り、番外霊場の鎌大師で納経していただいて、その後養護院へ、養護院の納経は自分で印を押すタイプでした。墨書も印になっています。
北条の街を出ようかというところで国道の反対側に女性のお遍路さんが何か言いたそうな感じだったので、横断して話を聞きに行きました。雨が降っているというのに30分近く立ち話してしまいました。宿は8日後まで予約を済ませている、話しているときには分からなかったのですが後で確かめたら7日後の民宿岡田で同宿になる、ぼくは松山から引き返して本四国の順打ちをするのでこういう変な再会が可能になったのでした。お遍路ハウス横屋では1日遅れでぼくが泊まったので手紙を残しておいてくれました。新四国で出会いが少ない中でよくこういうことがあるものだと、本当にびっくりです。
北条からは本四国のへんろ道を逆方向に道後まで歩いたので写真はありません。途中36不動と番外霊場でお参りしましたが、それはそちらのカテゴリーで投稿しているのでここでは省略。
ということでいきなり本日の宿、友輪荘に到着です。16時17分。
素泊まり4550円。大浴場は温泉、部屋は車いすが入れるようにしているのですごく広いツインの部屋、障害者のための宿泊施設ですが健常者も普通に泊まることができます。道後温泉本館にこだわらないのであれば相当おすすめの宿です。Wi-Fiはありません。