WALKER’S 

歩く男の日日

早稲田摂陵高校 続き

2012-02-27 | 演奏会

 第3部は美しくて親しみやすい曲が多くてとてもリラックスできた。吹奏楽の演奏会ではこれが基本だと思う。ぼくは大学に入るまでスペインのマーチは知らなかった。大学時代指導していただいた読売日本交響楽団の市岡史郎先生が「アンパリトロカ」が大好きで、たびたび演奏された。ぼくの時代には演奏会で採り上げることはなかったけれど、何回か聴くたびにぼくも好きになっていった。曲もかっこいいし吹奏楽自体もかっこよく見せてくれる曲だ。「ヴェニスの謝肉祭」はチューバとコントラバスのソロデュエット、コントラバスのソロがこれだけたっぷりよく聞こえるアレンジはあまり聴いたことがない。
 そして最高だったのがアンコールのステージマーチングショウ、吹奏楽のアンコールではつまらない曲を聴かされることが多いけれど、これはその対局にあるすばらしい演技だった。名前は変わっても阪急のスタイルが全曲を通して色濃く感じられれるのが嬉しい。鈴木竹男先生の優しい笑顔が思い出される。