WALKER’S 

歩く男の日日

奥の院

2008-12-06 | 日記
 女人堂から二つ目のバス停、波切不動前で早くも一人の女性が降りていく、次の千手院橋は金剛峯寺に一番近いのでまた何人かが降りる。苅萱堂、奥の院口と降りる人があり終点の奥の院前まで乗っていたのは半分以下だった。それぞれ目的、観光のコースが違うのだ。ぼくは時間がないので先ず東の端までバスで行って、そこから歩いて西の端にある大門まで行くつもり。この終点から奥の院、御廟まで800mの距離がある、昨年は一の橋から歩いたので、平行しているこの道は通らなかった。御供所(納経所)の前を通り、いよいよ御廟へと向かう、脱帽の看板があり、すぐさま帽子を取る。しかし他の人はほとんど帽子を取らない、看板に気が付いていないのだろうか。御廟の前にある燈籠堂は改修中で中に入ることはできない。昨年はこの中でお参りして御廟の前には行かなかった。今年は初めて御廟の前でお参りする。賽銭箱はあったけれど納め札入れはなかった。右の方にお遍路姿の夫婦が熱心にお経をあげている。しかしそれ以外の人は、手を合わせて拝むくらいでお経をあげる人は居ない。ぼくは四国で使っている経本を取り出して般若心経をあげる。気持ちが引き締まる思いだ。