WALKER’S 

歩く男の日日

3日目 (1) 一本杉

2008-05-28 | 08年四国の旅
 朝食はハムエッグ、ししゃものような魚2尾、菜の花のおひたし、のり、梅干し、味噌汁。おひたしがとてもうまかった。昼食のおにぎりを含めて6500円。おにぎりを頼まないと6200円。超おすすめの宿です。
 6時25分に宿を出る。天気は曇り、今日も40km以上歩かなくてはいけない、しかも第一の難所とされる焼山寺越えが待っている。2年前、3年前には鴨島の駅の近くから焼山寺を越えて大日寺まで歩いたのですが、今回は別格2番の童学寺にも行かなくてはならないので、そのときより2km以上余分に歩かなくてはいけない。この2kmを甘く見ていたことに後で気づくことになる。
 昨年は片手に荷物を持っていたので例年より相当時間がかかってしまった。焼山寺までの中間地点柳水庵までは一昨年と同タイムの1時間29分で到着。快調な出足です。着く少し前に追い抜いた長身で大きな荷物を担いだ男の人が遅れてやってきた。速いねえ、と先ずは決まりの一言。相当な荷物だったので、野宿で巡っているのですか、と訊くと、今日は植村旅館、明日は徳島のホテルに予約してあるけど、半分以上は野宿をするつもりだという。それで徳島の後の、鶴林寺の手前にある遍路小屋のことを尋ねられました。地図に載っていないし見た記憶もなかったので、答えることはできなかったのですが、遍路宿情報を手渡しました。
 浄蓮庵(一本杉庵)までの2.2km、250mの登りはさらに気合いが入る。昨年より2分も速く30分で到着。お大師さんを見上げると毎年のごとく厳かな気分で満たされる。30分前に休んだばかりだからそのまま行こうとしたら、ベンチで若い男のお遍路さんが休んでいたのでぼくも休むことにする。