WALKER’S 

歩く男の日日

1日目 (4) 旅人の宿道しるべ

2008-05-24 | 08年四国の旅
 2番までの距離はわずか1100m、札所間の距離では4番目に短い。四元さんが歩いた旧道だともう少し長くなる。でもその道を歩く人はあまりいないようです。霊山寺の境内で見かけた白人の男性がいた。門前に自転車が止めてあったから自転車遍路かもしれない。昨年はこの売店の横にある公衆電話で次の宿の予約を入れたけど、明日、明後日の宿はすでに予約してある。
 3番までは2.7km、さっきの白人が追い抜いていった。3番金泉寺の門前に着くと、先ほどの3人組がいた。ちゃんと全部巡るのだろうか。また写真を頼まれたので撮ってあげる。金泉寺は大師堂が大修理の最中、本堂の横の小さなお堂が仮の大師堂になっていた。こういう事はよくあること。でも、ぼくはちょっとうろたえて明後日の方向を探してしまう。慣れてるようで、初日だからまだ慣れていない部分があるみたい。山門を出てくると白人が煙草を吸っていた。遍路と煙草は最もそぐわないものだとぼくは思っている、でも自転車遍路はある意味遍路ではないから、しかも外人だから、問題にすべき事ではないのだろう。
 初日の宿「旅人の宿道しるべ」は金泉寺から1.2km、遍路道をはずれて山側の方角にある。しかも道がちょっとわかりにくくて、昨年は迷って地元の人に道を尋ねて、やっと到着した。そのとき道を尋ねた人が、姫路市飾磨区に一時期住んでいたことがあると言って、ものすごく驚かれたのが印象深かった。今回はもちろん迷うことなく、しかも近道でなんなく到着することができた。
 3時に着いたけど入り口は閉まっていた。入り口の横にベンチがあったのでそこに座って待つ。30分ほど待つとご主人夫妻がでっかいバイクで帰ってきた。この宿が自転車、バイクだと500円引きになるのは、オーナーがライダーだったからなのです。昨年は素泊まり3800円だったのに、今年は4200円。夕食は1050円、朝食は525円。洗濯乾燥無料、金泉寺まで送迎もしてくれます。とても新しく気持ちのよい宿、隣の部屋との境は押入になっているので、全く気にならない。部屋数は6室。値上がりはしたけど、この値段でも本当に納得のおすすめの宿です。

 1日目の歩行距離(1番から) 5.1km
       歩行時間       47分
       平均時速       6.51km