自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「医療否定本」に殺される?

2013-11-07 05:56:31 | 図書メモ


先日、<「医療否定本」に殺されないための48の真実>という本を読みました。
 
            長尾和宏・著  2013/6  扶桑社

著者の言う「医療否定本」というのは、多分、近藤誠医師による、


     「医者に殺されない47の心得  医療と薬を遠ざけて、

     元気に、長生きする方法
」のことと思われます。


私は「47の心得」を読んでいないので、詳しいコメントは書けませんが、

(もちろん、近藤医師の他の著書は3冊くらい読んでいます。)

思うところは一杯あるので、頭の中を整理してみます。


P.18 真実1 「日本の医療システムは、文句なしに世界一」
という、長尾医師の意見には賛成できません。

P.19 日本には、「国民皆保険制度」があるから、医療費も薬剤費も、全国統一価格。

   保険証一枚で、誰でも、どこでも、いつでも、質の高い保健医療を受けられます。

*****************************
とは言われても、私の頭に浮かぶ<日本の医療>は、

 <薬の効果を検証せず、数を増やして悪化させて平気>

 <患者のQOLより医療従事者としての研究や生活優先>

 <海外の論文を読まず、最新知識を得ようとしない>

 <木を見て、森を見ない医療>などの、悪いイメージばかりです。



もちろん、私が9月にお世話になった婦人科クリニックのように、
素晴らしい先生と技術もあるのですが、
それも、たまたま知人に紹介されたからラッキーだっただけのようです。

こういう技術が日本中の産婦人科医にシェアされて、
誰でも恩恵を蒙ることが出来ることが理想です。

という訳で、著者が主張する第1の真実には頷けません。

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