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私が著者の主張を受け入れる根拠は、
P.076 小麦は最強の「食欲増進剤」 という説に同感だからです。
P.77 小麦、特にグルテン由来のエクソルフィンには
多幸感や常用癖をもたらし、食欲を増進させる力が潜んでいる
この本の原題は、WHEAT BELLY (小麦腹)です。
日本では「ビール腹」に当たる<お腹がポッコリ迫り出した肥満の象徴>
P.88 なぜ小麦はほかの食べ物より肥満を招きやすいのでしょうか?
ぽっこり小麦腹を膨らます元凶は高血糖です。
血糖値が高くなるとインスリンの血中濃度も高まります。
しかし、血糖値上昇に対し、インスリンを生産する膵臓の能力が
追いつかなくなると、糖尿病を発症します。
血中のインスリン量が高くなると、余分なエネルギーを蓄えるため
内臓脂肪が蓄積されます。内臓脂肪がたまると、そこから発信される
膨大な炎症シグナルによって、
筋肉や肝臓などの組織がインスリンにあまり反応しなくなります。
こうしていわゆるインスリン抵抗性が生じると、
膵臓は糖分を代謝するためにどんどんインスリンを分泌し続けます。
その結果、インスリン分泌がさらに増え、
内臓脂肪の沈着がどんどん増加し、
インスリン抵抗性がもっと増大する……という悪循環が生じます。
P.89 インスリン値の上昇によってその後に必ず血糖値低下(低血糖)状態に。
低血糖のリスクから身体を守る自然反応として、
お腹がすいてたまらなくなる。すぐに血糖値を上げようと食べ物を体に入れ、
再び血糖値の上昇と低下のサイクルが2時間ごとに繰り返される。
10年以上前から「低インスリンダイエット」という名前がありましたね。
インスリンの乱高下による「食欲のジェットコースター」を押さえるため、
GI値の低いものを食べましょうという……
ま、そんなに難しい理論を覚えていなくても、
昔、「葡萄パンを食べ始めたら、止まらなくて、軽く一斤食べちゃった」
などどいう記憶が鮮明に浮かんできます。
そうか、お腹がいっぱいなのに、何故か吐き気がするまで止められなかったのは、
この、多幸感と、禁断症状だったのだ……と、納得の私です。
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