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ターシャ・チューダーを撮る喜び  Richard W. Brown・著  2019/12

2020-07-04 05:24:26 | 推薦図書


素敵な本に出逢いました。
本というよりは、美しい画集のような写真と温かさが溢れる写真集です。

花やヤギなどの動物を撮った小さなモノも含めて54枚の写真は
まるで西洋絵画の巨匠たちの作品のように、私の心を揺さぶりました。
プロの写真家である著者がターシャの家を初めて訪れたとき、

P.3  もしや19世紀に迷い込んだか、と思うくらいふしぎな感覚に襲われた。
   (中略)ドアを開けて現れたターシャは、
   いかにもこの家の持ち主らしい、19世紀の雰囲気をまとった女性だった。

以下、私が見習いたいこととして、気に入った言葉を丸写しします。
P.5  ターシャは、どうすれば自分も楽しみ、人も楽しませられるかを心得ていた。
   ターシャの周囲には、裁縫やかご作りの名人、音楽家、人形師、時計屋など、
   才能のある人がたくさんいて、そういう人がしじゅう訪ねてきたが、
   ターシャはそういう人たちとの会話を心から楽しんだ。

   ユーモアのあるターシャとの会話は楽しかった。
   撮影は、技術的に苦労することはあっても、撮影自体をストレスに
   思うことはなく、ぼくは本当に楽しい時間を過ごした。

多方面に才能が溢れるターシャには程遠い私ですが、学ぶ(まねぶ)ことは出来ます。
ミュージカル仲間との会話や、体操クラブ会員さんたちとの会話、ラジオ体操仲間、
ご近所のお子ちゃまたち、、、シェア奥沢常連さんなどのハイソな方たちなど、、
色々な方々と、背伸びすることなく、ユーモアを持って心から楽しめれば最高です。

この本が何故素敵なのかというと、著者が写真を撮りながら、ターシャの哲学に触れ、
美しい自然を切り取る庭つくり、動物たちとの接し方や愛情を解説してくれているからです。
これらの文章には、Photographerとしての著者と被写体としてのターシャ気遣い、友情が
感じられます。

最後に、どの写真が一番好きかを書こうと思って、パラパラと見返すと、
殆ど全部素敵で、選び難いことが判明。しいて、敢えて選ぶなら、
   P.55 池でカヌーを漕ぐターシャ

本当にこれは写真なのですか? 美を強調した絵画ではないの?と感じるほど
美しい水の色、水面に映る紅葉の色、漂う落ち葉、オールの先から水の輪が広がる様子など、
動きがある点がお気に入りです。

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