自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

「私にとっての介護」生きることの一部として  岩波書店編集部・編 2020/1

2020-11-11 06:00:59 | 推薦図書


た~~くさんの有名人の方々の介護体験が綴られた本です。
生まれてすぐに障碍者になり、現在は国会議員とか、
本当に色々な立場の方々の声や体験から学ぶものがたくさん。

忘れたくない頁に付箋を貼っていると、付箋だらけになりました。
どれをとっても、重たい内容なので、今、見返しながら、
どうしてもメモしたいものだけにしていきます。

P.45 この項「高次機能障害に最良のリハビリは、
        <病前の当たり前>への再挑戦」鈴木大介・著
   圧倒的に足りていないことが三点ある。
   1.残存する障害のスクリーニング
   2.病前能力と残存能力の把握
   3.提供するリハビリ課題の考慮

P.48 多くの当事者が、自身の残存能力を理解できず、
   病前の日常に戻れないことで隠れた障害の発見もできず、
   貴重な機能回復の機会を逃し、
   病前の経験や残存能力を活かすこともできずに苦しんでいる。

   復帰できないのは自分の弱さのせいだと自分を責めて、
   二次障害で鬱に陥ってしまったり、自死を選ぶケースすらある。
   (中略)なんとか適切な支援がなされ
   当事者の苦しさが緩和されることを望む


昔の考えは、「命さえ助かれば」とか「痛みさえなくなれば」でした。
でも、現実は現在の身体(または将来的に弱っていく身体)で、
仕事をし、普通の生活をしたい!ということです。
でも、現在の日本の医療体制では、人手不足や予算不足も相まって、
なかなか病前の自分を取り戻すことができなそう。

だから、病気にならないよう、、、普段の生活をちゃんと!!
と、肝に銘じながら、もし自分や周囲の人に介護が必要になったら、
もう一度読みたいと思う本でした。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 部屋も心も軽くなる「小さく... | トップ | いのちの輝き フルフォード... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

推薦図書」カテゴリの最新記事