自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

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「健康は眼にきけ」 若倉雅登・著

2017-08-08 05:35:19 | 図書メモ


副題は 「名医が押しえる 眼と心 のSOS」 2011/4

まずは言葉の定義から。

P.54 心身医学とは

   疾患や異常を、身体面だけではなく、
   精神心理面、社会的側面からも見て、
   人間を個別的、かつ俯瞰的にみようとする学問

P.55 部分部分を扱う身体科が、身体的側面と同時に、
   精神心理的側面も考慮して診療するもの。


これに対し、精神科は、
   疾患を専ら精神心理的側面から診療する

診療眼科では、
 ①~⑩まで、詳細には書き写しませんが、
   視力低下や眼の痛みなどの原因が、
   例えば

   精神疾患の初発や部分症状として出現、過度な疾患恐怖、失明恐怖、
   手術後不適応症候群、頭頚部外傷後遺症、慢性中毒、化学物質過敏症、
   認知症、神経系薬物の眼副作用などなどがあるそうです。

著者の叫びは、
   上記のような事例への心療的、心身医学的アプローチが
   行われなければ、完成型医療とは言えないのだと思います。

P.58 ここで問題なのは、そういう方々に時間をかけた医療を施しても
   不採算になるばかりで、
   検査をしたり、薬を出したりする従来型医療のほうが、
   採算が合うという事実です。

ふむ。日本の医療事情には、腹が立つことが多いのですが、
眼科よ、お前もか!と、ため息が出ます。

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