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ここからは、私が気になった言葉・情報をピックアップしていきます。
P.71 腸腰筋はハムストリングスを含めた体を支える大元の筋肉であり、
非常に疲労しやすい筋肉である……
しかし腸腰筋は「深腹筋」とも呼ばれているように、
背中の表層金(脊柱起立筋や内・外腹斜筋、腹横筋)ではないために、
外側に痛みとして現れにくいという特徴も持つ。
こういった記述を見るまでもなく、
「腸腰筋」は時代のキーワードとも言える、重要な筋肉です。
日本人は、和式トイレ、布団の上げ下げ、廊下の雑巾がけなどの
和式生活の中では、大いに腸腰筋を使い、鍛えていました。
が、近年は上記3つは殆ど姿を消し、腸腰筋は使われなくなっています。
「廃用萎縮」の言葉通り、<腸腰筋は、使われないから細くなる。>
細い(少ない)から、真っ直ぐ立っているのが辛い・歩いてもすぐ疲れる
階段の昇降が辛い……などを引き起こしている、と考えられます。
すると、「何故、日本人に猫背、腰曲がりが多いのか?」が分かってきます。
つまり、腸腰筋が痩せ細っているから、身体を真っ直ぐ吊り上げていられない。
重力に負けて、猫背になり、骨盤を閉める力もないから、蟹股になる……
ですから、腸腰筋を鍛えない手はありません。
「自力整体」でいえば、「起き上がり小法師」が分かりやすい例です。
ほか、臍覗き、肘膝タッチなど、たくさんの動きがあります。
これらを「筋トレ」「体幹トレーニング」のようにして鍛えるのではなく、
あくまでも、筋肉のマッサージとしてケアするつもりで行います。
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