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以前にも何度か登場している富澤 祥行先生はオペラ歌手でマッサージ師。
月に1回、全身の凝り具合をチェックしてほぐしていただきます。
「凝っている場所に自然に手がいっちゃうんですよね、不思議なことに」
と言われるほど、腕は確かで、終了後は本当にスッキリ!
ま、プロなんだからそれは当たり前かも。でも私のお目当ては、
声楽の悩みを聞いていただくこと。つい最近も、素敵なアドバイスが。
悩みは、「下半身の支えが不十分(斜腹筋が充分に引きあがらない」ので、
高音に伸びがなく、不安定。「お臍を引っ込めず、鳩尾を突き出し、
斜腹筋を引き上げる」という発声が、全然できないのです。
先生のアドバイスは、ダンサーの宿命であるDraw inは、いっとき忘れ、
犬のようにポコポコとお腹を膨らまして息を吸ってみること。
でも、そんな小手先のことより、、、、
どうやったら自分の声が、空間で響いて、観客に届くのか?
天井桟敷のお客様に、自分の気持ちを伝えるには??
だってオペラは「空間の芸術」なのだから。
私にとっては、またしても「え~~っ」てな感じで、
でも、気を取り直して考えると、全くその通り。
遠くのお客様を感じて声を出すと、斜腹筋は自然に動きました。
だからといって、プロの発声を全て真似られるわけではないけれど、
試行錯誤の過程で、的確なアドバイスをいただけることは有難いです。
体操指導の場で、「良かれ!」というアドバイスは山のようにあっても、
その方の「今の状態の改善に最適なアドバイス」はただ一つです。
これが直感で出せるよう、私も常に研鑽を積んでいます。