自力整体でいきいき歩き: 狛 雅子

膝通を克服して健康登山! 団塊世代に贈るLOHAS情報です。

老~い、どん!  樋口恵子・著 2019/12

2020-06-10 06:07:17 | 生き方


この本の副題は
 70~90代 あなたにも「ヨタヘロ期」がやってくる

著者は1932年生まれで「高齢化社会をよくする女性の会」理事長。
評論家。77歳で「感染症大動脈瘤」を患い、足腰が弱くなるなど、
長い人生の途中では、色々なことが起こり得るということを教えて
くださる、生きたお手本です。

若くして夫君に先立たれ、女手一つでお嬢さん(現在は医師)を育て、
2度目のパートナーにも先立たれ、ご自身に乳がん歴もあり、
何かとご苦労が多い人生だったようです。

期せずして、同時に読んでいた弓・シャローさんの人生があまりに
軽快で夢に満ちていたので、その落差に驚いています。

弓さんは1938年生まれで、樋口さんと6歳しか違わないのに、
元気に、やりたいことに挑戦し続け、人生を謳歌しているようです。
こちらの読後感も近々、書きますので詳しくはそちらで。

いずれにしても、遅かれ早かれ「老い」は誰にも確実に訪れます。
配偶者の有無や生まれつきの健康などの個人差が大きいことも
分かります。

でも、無いものねだりは禁物。「老い」の現実を受け入れながら、
苦しさを上手にかわし、残る能力を駆使して、最期のときまで楽しく
痛みをコントロールして暮らすための工夫が大切です。

私自身は、自力整体や、色々な健康法を研究し、地域の高齢者仲間を
鼓舞することがライフワークになりつつあります。

人其々ですから、死ぬまで能天気で何の苦労もない人生と、
「どこまで苦しめばイイの?」という人生と、それらの中間があり、、、
自分がどの辺に位置しているのか? 一寸先は闇ですから
 「何がどうあれ、自分のミッションを見据えて、努力すること!」
ということを改めて自覚しました。

著者のメッセージで気に入ったのは、
p.132  失敗しない人生が成功する人生でなく、
   失敗しても立ち上がれる人生。そして転んだ回数よりも、
  1回だけ多く立ち上がり、ひいてはそれが生の充実につながる生き方。  



   
コメント
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