駒子の備忘録

観劇記と乱読日記、愛蔵コミック・コラムなどなど

『誰にでも秘密がある』~韓流侃々諤々リターンズ24

2021年02月06日 | 日記
 2004年、チャン・ヒョンス監督。イ・ビョンホン、キム・ヒョジン、チェ・ジウ、チュ・サンミ。

 自由恋愛主義の三女の新しいボーイフレンドに、本の虫の次女、倦怠期の主婦である長女がそれぞれ心奪われ…という、まあベタベタな、エロスとしては当時も今見てもたいしたことのない(笑)ラブコメ映画ですね。たいしたことない、というのは結局エロの方向がヤンジャン方面であってビーラブ方面じゃないからです。所詮男視線なんですね。ヌルいし、結局はファンタジーというか夢オチに近い結末なので、わざとベタでイージーにしているんだとは思います。
 でも、三姉妹のみならず末の弟までイ・ビョンホン演じるスヒョンにヨロめきかける(笑)のが、当時も今もさすが韓国という感じがします。令和になってもこの視線はヘルジャパンには持ちえていないと思うので。あと、三女は元カレと、次女は論文の指導教官と、長女は夫と結局上手くいく、というラストなのですが、邦画だと三姉妹は悶々としたまま全員不幸になって終わる気がします。本当にヘルジャパンです、残念です。
 しかし、今の流行りは知りませんが、この当時の韓国女優のスレンダーだけど胸がある、というスタイルの作り方は私の好みに合っていて、見ていてウハウハでした。あとメガネのチェ・ジウがホントにチャーミングだし、メガネが素通しじゃなくてちゃんと少なくともガラスが入っているのがサイコー(笑)。コーフンしてメガネ曇らせてるのとか、たまらなくキュートでした。
 ヒョンビンが今また人気なんだから、この出演者たちも今も俳優さんとして活躍しているのかなあ? いい中年俳優になっているのなら、また作品も見てみたいなと思いました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする