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玉肌日記

2007年11月07日 | 玉肌日記
【五色温泉(山形)】
米沢八湯の一つ。五色温泉といえば、本稿初回にて紹介した”五色の湯温泉(長野)”とは名前は似ているものの、まったく非なる山形の温泉。五色といえば、こちらの方が有名と思われ、一つは山を越えた向こうに裏磐梯の五色沼があるということ。さらに第二としては、これまでここは一応秘湯系ながら、非常に興味があったのは全く別の理由であって、それはここが「第三回共産党大会が開催された場所」だから。当時非合法の共産党の大会がここで行われたのは画期的で、ここら辺は当方の好きな”昭和初期の暗部”的な陰靡なる雰囲気充分で、”スパイM”関連書籍でも多く登場し、非常に興味深い。メンバーはバラバラに来訪して、宿の人にも発覚しないように大会を開催した、と聴くものの、それ関連の資料や写真等が残っていることを大いに期待して向かったのだが、それはまったくなく、正直ガックリ。しかし、それをカバーする温泉があったのでそれも徒労とはならず。訪問当日は、東京からの観光バス”はとバス”がきており、それには”秘湯とさくらんぼ狩り”とあって、大型観光バスが入って来れてさらに横づけできる秘湯、というのも、なんだかその存在が形容矛盾のようであって、不可思議な感じも否めないが、この米沢八湯の1タイプである透明な湯な中に、やや白~茶色の湯の華が混じるというこの付近の特徴の湯は健在。さらに温めの湯であって、日中でも充分過ごしやすく、露天風呂からの絶景をみながらの長居が可能であり、なかなか素晴らしい。アクセスの良い秘湯ながら、観光バスにはやや幻滅。
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