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フェンダー・フラッグシップ東京(Fender Flagship Tokyo)

2023年07月22日 | 畸観綺譚
オモサン(表参道)になぜかギター・ベースメーカーたるフェンダー(Fender)が出店したと聞いて早速訪問。場所はオモサン交差点を竹下通りや原宿警察、東郷神社方面にいった明治通りに進んだところだが、場所柄、たどり着くまでが常に発狂的混雑状況。おそらく前はファストファッションのH&Mだった建物の記憶だが、正面にはしっかり「Fender」とのロゴ。シースルーなビルなので遠目からも楽器店であることがわかるが、なんとドアマンがいる!そんな高級ブランドだっけ?(失礼)と思って入ると白を基調とした店内だが、圧縮陳列な本邦の楽器店対比でかなりスペーシー。楽器は壁に下げられており、1階がギター、ベースは2階、最上階たる3回はカスタムショップ。地下1階もあり、コーヒーショップもあるようだが、まったく気がつかずにスルーし、結局地上階しか見なかったが、圧倒的に陳列物が少ない。ベースに至って2階のほんの一部であっても十数本程度か。試奏もでき、ソファーに座ってヘッドフォンで行うので、いつも気になる他人の試奏音も聞こえてこなくて精神衛生上なかなかに良い。3階のカスタムショップは中には入れないようで実質3フロアだけなので、圧倒的な物足りない感。各フロア間の階段にはフェンダーユーザーの写真がズラリと貼られているが、そのほとんどはオジさんには誰だか分からず、認識率5%程度にて浦島太郎状態。フェンダー・ベースのユーザーで代表的なイメージはジャコやマーカスだが、エンドースメントがないのだろうか、それらの写真は一切なし。楽器も彼らが使用していたもの等展示されているのかと期待したが、ショップなので博物館的な要素は一切なくて新品のみでショールーム。ただここで楽器買う人っているのかしらん。まあ、そういえば当方もこれまでにフェンダー製の楽器を所有したことはなく、常にフェンダータイプという亜流を使用してきた。高校時代からも「お前のフェンダーって日本?」的な雰囲気あり、フェンダー・ジャパンはダサくてやっぱりUSAだよね的な拝米主義がすでに横行していたが、その実、学生なんぞでは誰もUSAを所有していないというのが実情だった。どうせなんだったら、フェンダーのパチもんである「Tender 」(ロゴではTが限りなくFに近い)とか「Fendre」 (フランス語?FENDI?)、そしてMadshell (<マーシャルのパチもん)みたいなちょっと笑えるコピー製品を集めたミュージアムの方が、お金払ってでも絶対行くのに…。
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