Side Steps' Today

裏版Side Steps' Today

レコーディング日記(30)

2005年07月15日 | SideSteps
しかし、当初のそのエフェクトの掛け方は結構エグく、いかにも「エフェクトが面白かったので多用しました」というようなアマチュアチックな出来上がりになる。実際我々もそうであり、PCにおけるミックスの功罪か、エフェクトもモジュレーションやパン等のサウンドの動きが目で見えるということもあり、PCゲームの感覚で面白く使ってしまう。最終的には、マスタリングまでの冷却期間にクールダウンした頭で冷静に音を聴き返して、この「行き過ぎ」に気がつき、最終日のミックスでかなりバランスを落としたが、面白いエフェクトに出会った時の一時的な熱情に浮かされて、つい多くかけ過ぎてしまうのであった。ここで教訓その2「エフェクトは”足るを知れ”」。さらには、この画面で効果が見える、という点にも多くの問題を孕む。ここで教訓その3。ミックスしたものを聴く場合は「目を瞑るべし」、しかし眠っては意味ない。以前、雑誌のインタビューで渡辺香津美が語っていたが、アンプのチューニング・サウンドメイクをする場合にはツマミをみてはいけない、見るとその目盛等を判断して調整に自己規制をかけてしまうという主旨だったと記憶するが、まさにこれは当てはまる。
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