
半年以上前に見た告知…それをスケジューラーにメモってついに今日が来た!ペダル(型のエフェクタ)だけの展示会という非常に魅惑なイベント、しかも入場無料!と勇んで、かつての五反田の簡易保険ホールへ。午後に予定があるため初日の開場11時を狙って向かうも意外な混雑具合。キャッチは「世界一熱いエフェクターイベントがTOKYOにて開催!」だがマジで熱い。というのも体育館1/2程度の広さの会場でブースがビッチリ。ブースといっても仕切りはほぼなく、宣伝幕と机上にエフェクター並べてるだけ、しかも各ブースで試奏可というカオスな状態。そこにかなりな集客、さらにギターを背負う者、なかにはなぜか巨大なエフェクトボードを転がしている者もあり通行困難な状態で異常な熱気。10分もいるとすでに汗ダクだが、ギターの試奏音さらに説明の声等の雑踏音も凄まじく、無料の意味を理解するも残念なのは当然ながらほとんどはギター向け、いわゆる歪み系のエフェクトが大半。開発にカネもかからず、比較的単純な構造ながら独自色を強く打ち出せ、しかも利益率もイイとすると自ずと歪みモノに帰結するのだろう。国産だけでなく舶来ペダルもあり、その説明で来日した外人も結構いてますますカオス。閉所恐怖症の身としてはよく見たいけど早く脱したいと葛藤。目的はこんなの見たことない!というペダルの発見だが、そのほとんどは見知ったものばかり。ただWebと実物とでは意外にデカ(小さ)かったというサイズ感での驚きはある。オヤイデのブースで捕まるが、ソルダーレスのケーブルはあるがDCケーブルはないのか(DCの取り回しは意外に面倒)との問いには「(エフェクトの多くは)センターマイナスだから、ホットをシールド側で落とすのはケーブル屋としてはナンセンス」との回答。結果、30分の滞在で退散。帰りの山手線車内、恵比寿が近づくにつれて近くの幼稚園男子が「恵比寿じゃない、恵比寿じゃない」と気弱そうに連呼。よほど人生のトラウマが恵比寿にあるのだろうか。最後まで「恵比寿じゃない、恵比寿じゃない…」と最後は独り言のようになったままお父さんに手を引かれて降りていく後ろ姿が大変印象的だったが、恵比寿に一体何があるのか…。