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九州全線阿房列車(33)

2023年07月08日 | 畸観綺譚
九州全線阿房列車(33)
1340発(折尾ゆき)で1357西小倉着にて、ここから徒歩で小倉城隣の松本清張記念館。小康状態からまた雪が降り出してグレーな雰囲気、さらに門司港のクラシックで昭和な雰囲気が「日本の黒い霧」的で松本清張にピッタリ。記念館は北九州市立でなかなか立派。展示物も興味あったが、上映コーナーでの「日本の黒い霧ー遥かな照射」(上映時間80分)がちょうどスタートした時刻、観客は当方だけで白黒映写に見入る。おそらく館内での見学者は当方だけだったようで、上映途中でも警備員が「大丈夫か、倒れてやしないか」と確認しにくるも80分全て見終えて館内を一周して退出。昭和史発掘(全13巻)を読んだのは学生時代だったが再読する気分タップリにて、次はこれも昭和な香りの旦過(たんが)市場へ。程近くにある市場だがこちらも生活感十分でなかなかにシブい。目的なく市場内を見遣った後に小倉駅へ。もう1600過ぎだが博多から空港へ戻れば夜の帰京便に間に合う。本日は12時間で204キロ踏破となったが、途中徒歩が相応にあった。最後に今回のパフォーマンス計測。キップ(旅名人の九州満喫きっぷ)のパフォーマンス計測では、乗車距離は2419キロで本来なら53,790円のコストだが実際には22,000円であってリカバリー(回収率)は244.5%。北海道は268%リカバリーだったが特急も乗車可だったので、それを割り引いても十分なリカバリーとは言えるものの、実際の乗車は結構過酷だった…。今度は景色の見える日中だけの乗車にしよう。踏破率はJR九州の営業キロ1984.1キロ(除く新幹線)のうち1967.5キロ乗車にて99.2%。(完)
【写真】松本清張記念館の外観。「見とるぞ、見とるぞ、因果応報っ!」(by みうらじゅん)
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